『日本美術応援団』再読(閑人亭日録)

 赤瀬川原平山下裕二『日本美術応援団』ちくま文庫二○○七年九月九日第三刷を少し再読。付箋は貼ったままだ。貼っていない箇所で今回目に留まったところ。

《 それまで水墨画その他の日本美術は、自分の後ろにあると思って前向きに走っていた、そのつもりだったが、それが走っている両方にあらわれた。
  恐るべし、日本美術。 》 赤瀬川原平「まえがき 日本美術を応援する」 9頁

《 山下 たしかにあたりさわりのない日本画のイメージとはずいぶん違う。だから若冲は、明治以来、異端扱いされてきたようなところがありましたね。評価がこんなに高くなったのはここ二十年ほどです。 》 44頁

 それは違うだろ。明治39年1906年)10月25日、審美書院から出版された『日本名画百選』下巻には伊藤若冲の絵が極精細多色摺木版画で収録されている。「第八十五 双鶏圖 伊藤若冲 帝室御物」。 本をもっている。
 https://k-bijutukan.hatenablog.com/entry/2022/02/05/201616
 また審美書院からは明治37年(1904年)10月には『若冲名画集』が出版されている。これは未見。ついでに夏目漱石の小説にも若冲の絵が出てくる。1906年に発表された小説 『草枕』。

《 赤瀬川 まあ、作家でも処女作が一番良く、後はつまらないっていうのがよくある(笑)。画家でいうとキリコとかね、最初にすごい勢いで出てきて凄みもある。でも晩年はおよそつまらなくなるっていうパターンですね。 》 60頁

 昼前、源兵衛川最下流部で一週間前に見つけてしまったヒメツルソバを抜く。そこは水が深いのでジーンズをたくし上げ、サンダル履きで素足で入る。無事終了。帰宅。汗ばむ。ミルクティーを淹れる。おいしい。

 ネット、うろうろ。

《 フェアトレード  現代アート産業と製陶業をめぐって/梅津庸一 》 KANDA & OLIVEIRA
https://www.kandaoliveira.com/ja/exhibitions/12-fair-trade-about-the-contemporary-art-industry-yuji-ueda-yoichi-umetsu/

《 上桧木内の紙風船上げ見てきたんだけど、すごく面白かった。でかい紙風船飛ばして、そのまま空に飛んでいってしまうっていうのが予想外だったw あれ山の奥にいったのとかどうやって回収するんだろう? 》 階段巡りツイッター
https://twitter.com/kaidanmeguri/status/1624018077049573376

《 キャッシュレス化推進の起爆剤になりそう😁 》 岡田哲哉
https://twitter.com/t_okada/status/1623902308416524288

《 本当に
  何故専門家でもない政府がマスク自由とかを日付指定で決めるの?

  これをおかしいと思わない人ってイカれてると思うよ。 》 美月
https://twitter.com/mitsukinotweet/status/1624287206595764224

《 マスクをつけなくてよい状況を、どうしてつくろうとしないのか(国民に金をかけるのがイヤ) 》 中野 昌宏【次回未定: 東京地裁610号法廷】
https://twitter.com/nakano0316/status/1623888803189633026

《 この東京新聞の記事では使われていない(良い例)ですが、メディアで働く人たち、安易な摩擦回避のつもりで「大日本帝国復権派」のことを「保守」などと無難に呼ぶのはもうやめましょうよ。

  それは社会に対する害悪です。西田氏の発言を見れば彼らの思想は一目瞭然でしょう。 》 山崎 雅弘
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1623960124753854464