『世界は「関係」でできている』二(閑人亭日録)

 カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論』NHK出版2022年2月15日第3刷発行、「第三部 第五章 立ち現れる相手なくて、明瞭な記述はない」を読んだ。

《 マッハによる科学の解釈──何ものの実在も、それによって現象が組織されない限り当然としないという解釈──によって切り拓かれた間隙に、ハイゼンベルクはするりと入り込んで、電子から軌道を剥ぎ取り、電子とその現れ方の観点に限定して解釈し直した。 》 132頁

《 マッハが掲げた「反形而上学」の精神は、開かれた姿勢である。わたしたちはこの世界に、どうあるべきかを教え込もうとすべきではない。それよりも、この世界に耳を傾けて、どう考えたらよいのかを学ぼうではないか。 》 138頁

《 現実の成り立ちを巡るわたしたちの思い込みは、自分たちの経験の結果でしかない。だが、わたしたちの経験には限りがある。自分たちが過去に行ってきた一般化を、絶対的真理とするわけにはいかないのだ。 》 139頁

《 思うに、わたしたちは科学に哲学を順応させるべきなのであって、その逆ではない。 》140頁

《 こうしてわたしたちは、きわめて過激な結論に至る。この世界が属性を持つ実体で構成されているという見方を飛び越えて、あらゆるものを関係という観点から考えるしかない。
  思うにこれが、量子とともにあるこの世界についての、わたしたちの発見なのだ。 》 144頁

《 ナーガールジュナの思想の魅力、それは現代物理学の問題にとどまるものではない。その視点には、どこか目のくらむようなところがある。しかもそれは、古典であれ最近のものであれ、西洋のさまざまな哲学の最良の部分とみごとに共振する。 》 156頁

 ナーガールジュナ=龍樹。来た~。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%A8%B9

 昼前、源兵衛川中流、下源兵衛橋上流で茶碗のカケラ、ガラス片などを拾う。腰の具合が急に悪くなり、上がる。歳かな。帰宅。

 ネット、うろうろ。

《 世の中に 洒落たリプこそ うれしけれ とは云うものの お前ではなし 》 赤城毅/大木毅
https://twitter.com/akagitsuyoshi/status/1631285299018883073

《 渡りに船 》 階段巡りツイッター
https://twitter.com/kaidanmeguri/status/1631271935165202432

《 これが昆虫食推進のキッカケか。令和2年か。次のターゲットに代替肉も入ってんのな。しかし協賛企業の名前見てると電通に始まってアクセンチュアパソナといつもの顔ぶれ勢揃いだな。道理でカネの匂いしかしないと思ったわ/農林水産省フードテック研究会 中間とりまとめ
   https://maff.go.jp/j/shokusan/sosyutu/attach/pdf/foodtech-24.pdf 》 ガイチ
https://twitter.com/gaitifuji/status/1630220896010129408