『今日のアニミズム』再読・五(閑人亭日録)

 奥野克己・清水高志『今日のアニミズム以文社2021年11月30日 初版第1刷発行、清水高志「第五章 アニミズム原論──《相依性》と情念の哲学」を読んだ。やはり、わかったようで、やっぱりよくわからない。気になる箇所を引用しても、それだけでは、何だかなあ。結びから。

《 アニミズムの大地において、すべてはすでに予感されている。このうえ何を言い足したら良いのだろうか。始まりもなく、終わりもない世界を語るこの思索は、文字通り尽きることがない。私たちはここで、ようやくその輪郭と驚くべき思惟の軌跡をかいま見た。──そんな風に言うことができるだろう。 》 256-257頁

 以前読んだレーン・ウィラースレフ『ソウル・ハンターズ』亜紀書房が多く引用されていて、これはよくわかり面白かった。

 広島原爆忌。合掌。
 天気が目まぐるしく変わる。不意の雨を知らぬかのように、悠然と歩いていく人。通り雨に濡れるのも一興、かな。
 ジャズ・ピアニスト、ドン・フリードマン Don Friedman のLPレコード『Cirle Waltz』1962年録音、B面の「So in Love」を聴く。
 https://www.youtube.com/watch?v=wT-6ZdSxMtQ