アニミズムと白砂勝敏(閑人亭日録)

 奥野克己・清水高志『今日のアニミズム以文社を再読していて、白砂勝敏さんの作品をずっと思い浮かべていた。
 https://shirasuna-k.com/
 彼のウェブサイトには、いくつかの作品について私の拙文が掲載されている。どれも白砂さんが「こんなモノができました」と見せに来て、魅せられ、依頼されて書いたもの。その時にはまだ、多くは作品の名がない。
 「ナゴメイテ」
 https://shirasuna-k.com/gallery-2/wood-sculptures-chair/
 「水の記憶」
 https://shirasuna-k.com/gallery-2/memory-that-water-has/
 「黎明」
 https://shirasuna-k.com/gallery-2/wood-sculptures-objet/
 「キノウミタリュウ
 https://shirasuna-k.com/gallery-2/two-dimensional/

 書いた当時はまったく知らなかったし、気づかなかったが、私の拙文が『今日のアニミズム』でいうところのアニミズムに通じていることに気づいた。しかし、そんな主張は、思い違い、思い過ごし、勝手な思い込みと突っ込まれるかも。けれども、「今日のアニミズム」を知る何年も前に書いた拙文、ということを記しておく。また、白砂さんは、管見するところ、美術専門雑誌になんらかの記事が掲載されたことはない。白砂さんからも聞いたことはない。それが、今月下旬から、静岡市のグランシップで展覧会が開催される。
 https://www.granship.or.jp/visitors/event/detail.php?id=3034
 わかる人はいるものだ。
 一言断っておくが、白砂さんの作品すべてを称賛しているわけではない。関心のない作品には言及しないだけ。