官能小説家ほか(閑人亭日録)

 11月29日(水)~12月3日(日)に三嶋大社宝物館ギャラリーで私が催す「三島ゆかりの作家展」には明治の小杉未醒山藤章二が描いた昭和の三島の風景、三嶋大社境内で開催された音楽公演のポスターなどの絵画から、藤城清治の自伝からの三島の記述など、文章を織り交ぜて展示。白砂勝敏さんの立体作品も展示。ここまでは決まっていたが、欲が出て、官能小説で名を売った筆名・川本耕次さんの本も展示することにした。我が家の近くに住んでいて、長年親しいお付き合いをしていたが、去年の暮れに急死された。
 https://togetter.com/li/2051766?page=3    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%9C%AC%E8%80%95%E6%AC%A1
 何年前だったか、知人の店で官能小説家・綺羅光さんを紹介された。本町タワーマンションの部屋を借りているとのこと。そういえば、近所に川本耕次さんが住んでいる、と言うと「わたしのあこがれのひとです」。では、と、たそがれの街を歩いて川本さんの自宅前に着いた。家を眺め、「ここでけっこうです」というので、店に戻った。そんなことが突然思い出されてきた。それで、三島に関わるいろいろな本も展示することにした。作家名だけを挙げる。三島生まれの大岡信は知られているので外す。
 赤瀬川原平荒川洋治、小勝郷右、川本耕次、綺羅光、久世光彦武田泰淳田中小実昌、田中清玄、種村季弘、津村秀介ほか。
 何人かの作家にA4版のチラシを郵送。