友だちとバスに乗り、隣町のホームセンターへ台所のゴミ箱を買いに行く。ついでに二枚合わせると高さ60センチ、幅40センチになる薄い板を購入。帰宅。裏側に棒を渡して二枚をネジで留める。表面に濃い臙脂色のビロードの布をかぶせる。はみ出た布を裏に折り返して留める。糸を上部につけ、壁に掛ける。その前面に、「三島ゆかりの作家展」のチラシに使った、板の下半分を藍染め液に浸した作品(30×20センチ)を吊るす。掛け軸のよう。おお、これはいける。臙脂色のビロードで、侘び寂びの板が一転、華麗侘びに変貌。友だちが見に来る。「いいね!」。やったあ。
そんな作業をしているところへ宅急便。村山旬吾・編『圓山四條畫鑒(画鑑)』國華社 明治四十四(1911)年十一月一日發行が届く。おお、十一月一日とは。ここまで書いていたら、「日本の古本屋」から「2024年新年目前 100年前の1924年に刊行された書籍特集」なるお知らせが届く。
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そんな最近の古本には興味がないわ。
話を戻して。圓山四條派の絵にあらためて感嘆。眼福。小原古邨の木版画は、圓山四條派の絵を手本にしたのでは?と思ってしまう絵がいくつもある。誰もが凄い画力だ。それにしても重い。審美書院の本よりも重いのでは。来年、重さ較べをしてみる。楽しみ。