春本番を思わせる春うらら。屋上で洗濯物を干してしばしひなたぼっこ。いや日光浴かな。天気情報では明日から再び寒くなる、と。うたかたの春うらら、かな。せわしなく歩んできた日々。そして老いと並走ならぬ並歩の日々。まあ、人生こんなもの。よくここまで生きてこられた。顧みれば、様々な溝、塀、壁が立ちはだかっていた。その時は気づかなかったが、溝は深く、塀は高く、壁は厚かった。医者から十二指腸潰瘍の跡があると知らされたり、心労で倒れ、救急搬送されたり。そんな昔もあった。四十年あまり前、朝日新聞の三島探訪の記事の結び「これが三島気質か。」とボロクソ。このことは忘れない。コピーをとってあるからな。そんな憤慨を胸にこの居眠りしているような街を魅力ある街に変えようと、いろいろさり気なく、何気なく地味に源兵衛川の風景を変えてゆく手作業を三十年あまり行ってきた。
三十年ほど前、手描きの源兵衛川お散歩地図を作り、コピーして配っていたら、それを目にした三島商工会議所の職員からお声がけ。これを基に今も使われている散策地図「みしまっぷ」が制作された。このことは記録しておきます、と彼は言った。その後、彼は民間会社へ転職。「みしまっぷ」は細かすぎて、今どこにいるのかわかりづらい。他所の人は地図を手に戸惑っている。商工会議所はこれでよいと思っているようだ。更新されていない。
到達目標が何なのかわからないが、まだ途上にある。路程表として、源兵衛川が「第一回 世界水遺産」に。2021年には「県内『本当にすみやすい街』1位に三島広小路駅」東京新聞2021年3月20日付記事。
《 住宅ローン大手のアルヒ(東京)は、県内の鉄道駅別の「本当に住みやすい街」のランキングを発表し、伊豆箱根鉄道駿豆線の三島広小路駅(三島市)を一位に選んだ。 》
《 三島広小路駅は東海道線三島駅に近く、首都圏と行き来しやすいほか、源兵衛川が流れ自然の豊かさを感じられる点が評価された。 》
うかれているだけじゃしょうがない。なによりも維持管理を忘れちゃいけない。誰が何を如何に続けるか。ただ、茶碗のカケラを拾い、外来種の草を除去し、雑木を刈る。それだけの軽作業を。