セキセイインコ(閑人亭日録)

 朝食を片づけて、セキセイインコの籠を開ける。勢いよく飛び出し、私の頭に乗る。まではいいが、糞をする。内野さんがティッシュでとってくれる。
 昼食を片付けて、セキセイインコの籠を開ける。勢いよく飛び出し、私の頭に乗る。まではいいが、糞をする。内野さんがティッシュでとってくれる。
 夕食を片付けて、セキセイインコの籠を開ける。勢いよく飛び出し、私の頭に乗る。まではいいが、糞をする。内野さんがティッシュでとってくれる。
 テーブルをせわしなく歩きまわり、残ったパンの切れ端、甘い柿の端をついばむ。膝の上でくつろぎ、羽毛づくろいをする。私を見上げる。
 右の人差し指を差し延べる。ちょこっと乗る。顔を近づけて「げんちゃん」と呼ぶ。じっと聴いている。しばらくすると箪笥の上端へ飛ん行く。
 部屋を出て自室へ。しばらくすると、内野さんが肩にげんちゃんを載せて来る。「探して呼んでいるよ。」げんちゃんを連れて居間へ戻る。
 日々、こんなことの繰り返し。老後の愉しみ。