閑人亭日録

 日録の題を「閑人亭日録」にあらためる。午後、天気が崩れるという予想なので徒歩で来る。汗びっしょり。ふう。晴れてきちゃったよう。展示の片付け。今にして思う、よくこんな手間をかけたなあ、と。展示替え中でも来館者。応接しているといつしか時は過ぎてしまう。

 一年前の10月31日の日録を読んで感慨を覚える。昨日31日の静岡新聞朝刊に「仕切り直しの松毛川農道計画  NPO案でほぼ確定」の記事。

《感興悪化への懸念から仕切り直しになっていた三島市南端の松毛川の河畔林沿いの市による農道計画が、NPO法人グラウンドワーク三島が提示した環境調和型の路線案でほぼ確定し、同NPO、市、地権者が30日、現地で路線位置の確認作業を行った。》以下略

 ここまでくるのが大変な作業だった。グラウンドワーク三島の事務局が、30人ほどの地権者一人一人に古里の環境保全のために一旦決まった計画道路の変更をお願いし、同意書を取り付けるのに一年以上かかった。でも、その間に、松毛川周辺の環境をよくしていく趣旨の三日月会という環境団体が地元有志で設立され、運動に弾みがついた。やれやれ。