静かな雨

 小雨なので徒歩。なんじゃない、バス代200円を節約したかっただけ。クリスチアナ・ブランド「緑は危険」ハヤカワ・ミステリ文庫1978年初版を読んだ。第二次大戦中の1943年に刊行されたイギリス本格ミステリの古典。ドイツ軍の空襲が続く戦時下の病院が舞台。手術中に患者が殺される。そして起きる連続殺人。殺人犯は手術室にいた医者三人と看護婦三人の六人の中にいる。そして戦慄の解決。海堂尊たける)「チーム・バチスタの栄光」宝島社2006年を連想。こちらも手術室での殺人。キャラクターの彼我の違いが興味深い(かな)。

 ネットの書き込みに≪街から蕎麦屋が一軒、また一軒と消えつつあると感じる。逆に増えているのが美容院、クリーニング屋か。≫というのがあったけど、自宅前の三島市の東西にのびる中心商店街(通称大通り商店街)の変遷。1980年代はブティックが繁殖、1990年年代は美容院が増殖、2000年代は飲食店が増加。この一年でも、パチンコ屋→イタリアン、クリーニング店→ギョーザ屋など。現在、テナント募集中の空き店舗はゼロ。南北の横道、裏道は飲み屋の入れ替わりが激しくて、この方面は追跡不能。空き店舗は少ない。1970年代はハワイだロンドンだハリウッドだと大衆キャバレーが賑わっていたけど、当時からひっそりと営業していた二軒のソープランド(旧トルコ風呂)は健在。老舗だねえ。

 ネットで拾った事件。

≪建設会社の倉庫から重油やポリタンクなどを盗んだとして、少年3人を窃盗の疑いで逮捕した。同署によると、3人は重油をガソリンと間違えて盗み、乗ってきた軽乗用車に給油。→100メートル走ってストップ。

 記事へのコメント。

 「軽自動車には軽油だろ。」≫

 友だちに、軽自動車への給油は軽油だと思っている人がいた。世の中、広いワ。それにしても、気温上がらず寒ッ。こんな日でも初めての来館者。うれしい。