金色の魔術師

 横溝正史『金色(こんじき)の魔術師』角川文庫1979年初版を読んだ。カバー裏側の紹介文に《 推理ジュヴナイルの最高傑作! 》とあるので読むしかないだろう。1952年に子ども雑誌に連載。「編集構成・山村正夫」とある。乱歩同様、少年探偵団の活躍(あるいは事件=誘拐の引き金)。素早い展開と消失トリックが一気読みを誘う。金色の魔術師の意外な素顔。そして不可解トリックの鮮やかな解明。ああ、面白かった。

 午後、富士宮信用金庫吉原支店で、ギャラリー・カサブランカのオーナーと友だちの三人で牧村慶子さんの絵の展示飾りつけをする。

 昨晩、ディレクターから「明日です」とメールが来たNHK総合『金とく』。テレビで自分を観るのは気恥ずかしいなあ。

 ネットのうなずき。

《  福島の原発処理と隣国との外交関係の改善が「平和の祭典」を開催するための最優先課題です。その気がない国に五輪開催国の資格はありません。  》 内田樹

 ネットの見聞。

《  ちなみに、17世紀のオランダで数多く描かれた風景画に、空の部分を広大に取った構図(一昔前ならそこには天使が描かれた)が多いのは、キリスト教的宗教観の反映と言われている。この時代の風景画や静物画は、一見宗教と関係ないように見えて実は深く関係しているものが多い。  》 大野左記子

 ネットの拾いもの。

《  コンビニでハンカチ買おうとしたら、パッケージに「モテる男の」とあって、棚に戻さざるをえなかった。  》

《  一筆啓上火の用心 汚染流すな人増やせ  》