『去年の冬、きみと別れ』

 昨日の「開運なんでも鑑定団」の茶碗、二千五百万円だった。

《 もしこの茶碗が信長・秀吉・家康が所有し、さらに現代に伝わったものであれば国宝になっていたかもしれない。 》
 http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20161220/03.html
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/12/21/gazo/20161221s00041000061000p.html

 他の出品、流木の置物の鑑定値段を観る。五万円。

《 ちょうど20年くらい前にはこのような物は非常に人気があった。住環境も変わってきて日本間が減り、 依頼品のような置物が置ける場所がなくなってきている。そのためだんだんと価値が下がり市場性が低くなってきている。 》
 http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20161220/01.html

 時代の変遷に応じて美術工芸品の値段もずいぶん変わってゆく。これからは油絵の市場価格が落ちてゆくだろう。

 午後、友だちの車に同乗、芹沢光治良記念館の林由紀子蔵書票展へ再び行く。やはり壮観。濃い〜内容。来月は牧村慶子展。 また行くことになる。きょう牧村さんから絵葉書(クリスマス・カード)が届く。

 中村文則去年の冬、きみと別れ幻冬舎文庫2016年初版を読んだ。ノンフィクション作家が、死刑判決を受けた犯罪者に 拘置所で接見するところから始まる。騙りの逆転の効いた優れたミステリだ。島田荘司『異邦の騎士』を連想。粗忽者の私には 複雑な構成で、再読しないと判然としない。ネットの書き込みを読んでそうかあ、と。しかし、細部は……再読しないと。 それにしてもなあ、ファム・ファタールに溺れて転落。そんな女性に会ってみたい。……すげえ貧弱な感想だなあ。まあ、 どう書いてもネタバラシになってしまう。著者自身、「文庫解説にかえて」で理っている。

《 この文章はネタバレとなっていますので、まずは本編を読んでください。 》

 ネットの見聞。

 17日(土)に参加した草刈り作業の模様。
 http://www.gwmishima.jp/modules/information/index.php?lid=1598&cid=37

《 収穫はもちろん大正三年刊の「はかなき生立」であるが、奥付にあるシリーズ『少女文庫』の説明が可笑しくてたまらない。 『少女文庫はお伽文庫の姉さんで悲惨、不幸等有とあらゆる各冊おもしろき事柄を涙の出るような著者独特の筆にて成りたるもの 家庭教育として頗る趣味あり実益ある良書であります』とあるのだ。あらゆるおもしろき事柄を説明する語が、“悲惨”と“不幸” しかないのが、何とも恐ろしい…。 》 古本屋ツアー・イン・ジャパン
 http://furuhonya-tour.seesaa.net/article/445087612.html

《 本日の「首相と忘年会をした」メディアのエライさん達はこちら→石川一郎・BSジャパン社長、小田尚・読売新聞 グループ本社論説主幹、粕谷賢之・日本テレビ解説委員長、島田敏男・NHK解説副委員長、曽我豪・朝日新聞編集委員田崎史郎時事通信特別解説委員、山田孝男毎日新聞特別編集委員 》 位置@ファンタジー馬鹿
 https://twitter.com/ichitawake/status/811247107642249216

 先月から東京新聞に替えた。

《 Japanese firm unveils 'virtual wife' to battle loneliness 》 BBC NEWS
 http://www.bbc.com/news/world-asia-38337758?ocid=socialflow_facebook&ns_mchannel=social&ns_campaign=bbcnews&ns_source=facebook

 ネットの拾いもの。

《 ミスタッチと誤変換により「国教なき騎士団」が誕生しましたのでご報告します。 》 米澤穂信
 https://twitter.com/honobu_yonezawa/status/810800031091462145