「置き場所を得る」

 夜ふっと一息ついたとき手にする北一明の茶碗。K美術館では未展示の玳皮白流茶碗(二級品)。和室の床の間に紫檀の 丸い花台を置き、それに載せてみた。白味がかった高台が意外にも魅力を発揮している。未使用なので一際明るい。胴の 茶色と白流の玳皮と花台の濃色に挟まれて深い存在感を見せている。手にしていたときには気づかなかった魅力だ。 美術品は置き場所、展示場所により大化けするか、陳腐な風に沈むか、を実感。配置、レイアウトの難しさ。いや、面白さ。 絵画ではマットと額によって印象がずいぶん違うことは経験してきたが、茶碗でも同様なことに気づく。K美術館の北一明の 焼きもの作品の展示は、満足からは程遠かった。しかし、どのように展示すればいいのかは、門外漢ゆえいい案が浮かばなかった。 今回の床の間のように実際にやってみなければわからないことは多々ある。それにしても気品がある。
 http://web.thn.jp/kbi/ksina.htm
 熱海のMOA美術館の展示方法も私には不満だったが、来春新装されて大きく様変わりするという噂。楽しみ。
 んなことを書いたら今夜のテレビ東京『開運なんでも鑑定団』に新発見の曜変茶碗、国宝級のものが出るという。見られない。
 テレビといえば、土曜日の作業の休憩時に女子学生たちが恋ダンスをした。おお、これが若いってこと。

 ブックオフ長泉店で二冊。中村文則去年の冬、きみと別れ幻冬舎文庫2016年初版、林京子祭りの場│ギヤマン ビードロ講談社文芸文庫1995年10刷、計216円。

 ネットの見聞。

《 靖国靖国いうけれどね、人は戦争をどこまで知っておるのかね。ぼくは海軍工廠に学徒動員の生徒を引率していったが、 航空母艦からグラマン、あれは太鼓たたくような音をして飛んでくる。すると海軍工廠の将校たちは域外に車で逃走する。 生徒が怒って道をふさいだところを、掃射されて教え子が死んだ。 》 白川静
 https://twitter.com/sizukashirakawa/status/810442294264414208

 ネットの拾いもの。

《 クラブw杯で、鹿島アントラーズが同点で折り返したばっかりに、真田丸を見逃した事を、たった今、思い出した(^_^;) 今夜観よう。
(ガッキーのヤツは観てませんw) 》