再読『「敗者」の精神史』六(閑人亭日録)

 山口昌男『「敗者」の精神史』岩波書店1995年初版の再読を進める。「11 小杉放庵のスポーツ・ネットワーク──大正日本における身体的知」を読んだ。

《 今日であれば不可能な幅の広さで、さまざまな人を結びつけた(小杉)未醒の能力は、未だに主義が人を分かつ主要な要素になっていなかった時代の友情が何たるかを 雄弁に語っている。 》 404頁上段

 明治末の小杉未醒(放庵)の漫画絵には惹かれる。が、この章は・・・疲れる。その代わりいくつもの知らない漢字に出合った。以下列記。

  里諺  389頁上段 「りげん」だろうが、だとすると「俚諺
  測む  397頁下段 いたむ
  估らず  同上    うらず 「うる」
  揮洒   同上    きしゃ
  詛はれ 397頁     のろわれ
 パソコンに出ない漢字もある。「ぬかずく」と読む屯に頁は401頁上段に。

 この章ではなかったが「不見転」は「みずてん」と読む。みずてんの意味は知っていたが、 漢字は知らなかった。

 ネット、うろうろ。

《 関内文庫が現代アートアーカイブをリリースします!  》 関内文庫
  https://www.youtube.com/watch?v=QGXylM0SI40&feature=youtu.be

《 「已む」読めなかった? 安倍首相が歴史的儀式で驚きの大失言【2019年ベスト20 5月15日】〈AERA〉 》 AERAdot

  https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191203-00000037-sasahi-soci&p=1