宮下規久朗『闇の美術史』岩波書店2016年初版をぱらぱらと再読。初読のときの違和感を確かめる。
《 美術における光と闇の表現は、西洋では単に写実技法を発揮する場であるだけでなく、このように本来、深い精神性や宗教性を表出するものであった。 》 「第6章 日本美術の光と闇」 193頁
《 生が光で、死は闇であるというメタファーは広く行き渡っている。 》 「おわりに もっと闇を!」 198頁
帯の惹句。
《 光だけでは
ドラマは
生まれない。
闇あれば
こその
臨場感。 》
これはこれで説得力があるのだが、その先を思う。味戸ケイコさんの鉛筆で塗り込められた背景の漆黒。深沢幸雄の1982年から1988年にかけて制作された多色刷り銅版画に 見られる背景の深遠な色。二人の背景の息をのむ深い色は、夜景でも闇でもない。すなわち世間とは隔絶した場、である。私に言わせれば、宇宙に直結する深み。
そして北一明の茶碗の見込み(内側)。
漆黒=夜景、夜の表現から宇宙の深みへ。
ネット、うろうろ。
《 太陽系の8つの惑星と準惑星のケレスと冥王星の相対的な大きさ、自転の速度、地軸の傾き、扁平率を正確に表現したアニメーション。 金星は自転が非常に遅く方向が逆であるなど、興味深い点が多数。英国人で日本のJAXAに勤務している James O'Donoghue 博士が制作。 》 Oguchi T/小口 高
https://twitter.com/ogugeo/status/1276798516090662912
《 安倍政権の対米追従で
196億円が水の泡。
もともと無理筋の地上イージスを トランプから買わされ、血税散財。
使えぬマスクの3ケタ億といい
血税散財してばっかりの政権。 》 東京新聞労働組合
https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1276628628936126464
《 黒塗り教科書で始まった戦後民主主義が黒塗り政府文書で終わるのは、因縁めいていて、その実、戦後民主主義がどんな欠陥を抱えて始まって、 その欠陥が結局は命取りになって寿命を迎えたことを教えてくれる。
寂しいことですが日本民族を挙げての75年に及ぶ実験は失敗に終わってしまったようでした 》 James F.
https://twitter.com/gamayauber01/status/1276393585277992960
《 生活保護を巡る論調で最も解せないのは、政府発表でも全体の1%にも満たない所謂「不正受給」が、さも大半を占めるかのように誇張されて予算削減に悪用されつつ、 生存基準を下回っている人のうち保護されている人の割合(捕捉率)が僅か2割弱という問題は、殆ど取り上げられない点。まさに生き地獄。 》 異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1276706132921221120