田中小実昌『ポロポロ』中央公論社昭和五十四年五月二十日発行、表題作「ポロポロ」を読んだ。
《 こんなふうに、記されたことでは、異言には、こういう意味があったというような場合がそれこそ記されているが、実際には、口ばしっている本人にも他人にも。 わけのわからないのがふつうではないか。うちの教会のひとは、異言という言葉さえもつかわなかった。ただ、ポロポロ、やっているのだ。
このポロポロは、一木さんの口ぐせ(?)だった。ポロポロのもとは、使徒パウロだろう。一木さんは、パウロ先生の霊に、いつもゆさぶられていたかもしれないけど、 これは、やはり祈りのとき、ぽろぽろ、と一木さんの口からこぼれ出たものにちがいない。 》 11-12頁
《 オリブ山(ゲッセマネ)で、イエスはこう祈った、と聖書には記されているが、実際に、そのとき、イエスの口から出た音は、言葉ではなく、ただのポロポロだった のだろう。 》 13頁
七短篇収録の初篇「ポロポロ」は、大正十四年生まれの主人公が中学生の時の話。これから時代が進んでいくようだ。帯の文。
《 初年兵として中国戦線にかり出された体験を、独自の感性と思考でとらえ、現代小説に新分野を拓く野心作。 》
きょうはこの一篇だけ。
ネット、うろうろ。
《 This 'impossible' crane shot from Mikhail Kalatozov's SOY CUBA (1964) might be the greatest one shot scene of them all. 》 All The Right Movies
https://twitter.com/ATRightMovies/status/1591838299743830016
《 1970年代、少女マンガに何が起こったか 》 経済産業省
https://artsandculture.google.com/story/_gVhpN5-FcNsiA?zx=dkre1r10a3lj
《 💃💃権力から情報をもらうために記者クラブを結成するのではなく💃💃 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1591956116917092352
《 反社カルトと握った人物が
まるで何事もなかったかのように
いまも政権与党の政策責任者という要職にあり
何事もなかったかのように改憲の旗を振る。
この異常性こそがニュースであり
それを書くのが報道だ。
何事もなかったかのような記事。
自民党の広報だ。
※記事は共同 》 東京新聞労働組合
https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1591763586556530690
《 まずはカルトの応援で得た議席なのだから、議員辞職すべし。有耶無耶にして、無かったことにするいつもの自民党の手段をもう見過ごしてはいけない。 モラルが破壊される。 #NewsPicks 》 平野啓一郎
https://twitter.com/hiranok/status/1591977433455960065
《 「結局、成功とは苦難を乗り切ることなのだ」(本書より)。 》 マイケル・ケイン『わが人生。』
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-781704-1