再生~創成のアート(閑人亭日録)

 デザインの仕事をしていた内野まゆみさんが去年の秋から作っている、縦横30ミリ厚さ15ミリの木片に着色、私が源兵衛川で回収してきた茶碗のカケラを綺麗にして、それに接着し、裏側に磁石を接着。かわいいメモ用紙留めに仕上げているが、それがフェイスブックで好評。すでに一千個近く制作し、希望者に贈(送)っている。旅行で三島に来た年配のアメリカ人女性は、大いに喜び、そのお孫さんは、お会いしたい、と。また、フェイスブック友だちが、仕事を終えてイタリアへ帰国する人にお土産に贈ったところ、イタリアで好評、と嬉しいメール。最近は依頼されて黒檀にカケラを貼った帯留めも制作。使っている方からの写真を見ると、なるほど。
 去年の暮れに個展で購入した白砂勝敏さんの流木オブジェは、流木そのものを活かした形態で、これは、スゴイと私は太鼓判。
 現代アートといった大袈裟な呼び名から程遠いところで廃棄物の再生~創成のアートの、今までにない展開がみられる。その現場に居合わせることの幸運。
 https://shirasuna-k.com/

 東京新聞、きょうの運勢。”とら歳 機械に故障ある意。人も物事も丁寧に扱わねば不調多し”。この運勢、前日のことを言っていることが多い。これも。

 ネット、うろうろ。

《 とにかく芸術愛好家というのは稀少すぎるほどに稀少である。有名著名な芸術家には敬服するが、無名匿名の芸術愛好家なら蔑視するという方々は芸術愛好家ではない。権威愛好家である。愛好家はそういうところで態度を変えない。芸術愛好家は好事家であり、常識人ではなく畸人のたぐひなのである。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1669003062181261314

《 様々な性表現にネガティブに反応するフェミニズムも、それを批判し性表現の自由を謳うフェミニズムも、ベクトルが逆さまなだけで、基盤に据えているのは個人の尊厳と自由と性の自己決定権という近代思想であり、そこから逸脱せざるを得ない性と人間の受動性については思考が届いていないと思う。 》 大野左紀子
https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/1669178818337345536

《 性欲は近代的観点からすれば元より侵犯的かつ犯罪的である。犯罪者呼ばわりされたくないので、文明化された社会ほど性を抑圧するようになる。当然ながら出生率が落ちる。日本などもはや文明レベルを維持できなくなりつつある。近代の建前を奉じて自らを滅ぼしつつある。 》 蕩尽伝説
https://twitter.com/devenir21/status/1669144114007539712