草刈り 温故知新(閑人亭日録)

 午後、源兵衛川中流、三石神社周辺の雑草の刈り取りに、都留文科大学の学生35人がボランティアで来訪。テキパキと作業が進む。若いってことはこういうことか。こちらは休み休み。年をとっているなあ、とあらためて実感。午後4時半過ぎ帰宅。ふう~。水を浴びる。コーヒーを飲む。旨い。

 東京の美術展へ行きたいとも思わなくなった。昔ならとりあえず見ておこうと思ったが。やはり去年の秋、山梨県立美術館でじかに見た縄文土器、特に深鉢土器が転換点になった。近代~現代の西洋美術へのもやもやした違和感が、縄文土器でハッキリした。日本には縄文土器があるじゃないか。同様に、この数年で興味が減退したのがミステリ小説。探偵小説~推理小説までは興味を持ったが、最近のミステリ小説には好みの違いを感じた。ここ数年のミステリは、もういいや、の気分。目新しいモノよりも温故知新だ。思えば二十世紀初頭、田島志一の審美書院の美術本を知ってから徐々に変化してきた。「国華社 VS. 審美書院」なんて展覧会を夢見ている。また、近代(明治後半)~現代(平成)木版画展。どちらもここ、という展示場が見当たらない。こうして吹聴すれば、どかからかお声がかかるかも。淡い期待を込めて記しておく。