「NOIZ・2007」二十八日目

 八月晦日、まさに夏の終わりを感じさせる朝の雨だった。止んできたので自転車で一目散に来る。途中のコンビニでのコピーは後回し。涼しいので汗が出ない。晩夏というより初秋の気配。そんな気分でパソコンを立ち上げてメールを確認すると、知人女性からのもの。
「プロポーズを断って、もう二度と会わないと思っていた人と偶然会ってしまった。」
 食事をしたとあるけど、こういう場合、男女の気持ちはどうなんだろう。男は未練? 女は勲章?
 さらば、夏の光よ。

 お掃除をしてると、先だって放送したボイスキューの金指妙子アナが録音MDを持って来られる。
「もっと早く来ればよかった。」
 と彼女。そうだよお〜。入り口に展示している四宮浩司氏の椅子のオブジェに感心していた。ボロイ椅子に苔や草が絡み付いている作品で、今回の展示で心遣いが最も要る作品だった。なにせ植物だから。