踏切好古

 昨日帰りがけにブックオフ長泉店へ寄る。二階堂黎人「稀覯人の不思議」光文社カッパノベルス2005年初版帯付、奥野良之助金沢城ヒキガエル 競争なき社会に生きる」平凡社ライブラリー2006年初版、佐々木丸美創元推理文庫、館三部作「崖の館」2006年初版、「水に描かれた館」2007年初版、「夢館」2007年初版、計525円。
 「金沢城ヒキガエル」、「『平凡社ライブラリー版』へのあとがき」。紀田順一郎の書評と解説にたいして。
「一言多い報いで生態学会からは村八分されている私にとって、これほど心強くうれしいことはない。」

 昨晩は源兵衛川中流へ、ホタルのテレビ撮影を観に行く。見事に明滅している。毎晩観ている知人は「きょうが一番多いですよ」。撮影は順調に終了。

 テレビの撮影は、今朝は美術館から自転車で五分ほどの長泉町「窪の湧水」。きのう同様晴れて撮影日和。分かりにくい場所なので、東海道線「柿の木」踏切から南下して、あれ、こんなところに、という流れだろう。昨日の撮影では駿豆線「レコード館」踏切を目印に「雷井戸」を探しに。多くの人が気づかないけど、踏切には名前がある。踏切ができた当時の名前のままなので、柿の木が無くなっても、レコード館が無くなっても、その記憶は踏切に遺る。沼津市には「裏箱根街道」踏切がある。踏切に遺る古の名前を訪ねるのは、閑人の懐旧雑学遊歩になる。

 昼過ぎ、知人女性の父の某レコードプレーヤー製造工場をさらっと拝見。おお、カートリッジシェルがずらっと並んでいる! へえ〜、のマニア世界。
 美術館へ戻って閑居していると、ロケ中のNHKテレビクルーから電話。今度は電話出演。放送は来月6日「フジヤマTV」。静岡県ローカル。