白砂勝敏さんとお友だちが作品などを搬入。一休みしてから飾りつけの作業。
石井辰彦歌集『七竈』深夜叢書社1982年を読んだ。函に中井英夫の推薦文。
《 喉(ノド)や渇く 深井の底のまひるまの乱るる星の天(そら)汲まばや 》
《 サーカスの侏儒(こびと)濃い目のコーヒーを好み今宵も月はみづいろ 》
《 夏の日は暮れず 水平線上の貨物船しづかに燃ゆるなり 》
《 いつになく静けき春や夭折の家系に生(あ)れし君笑めばなほ 》
《 我が反古は燃えてぞ歌となりにける我(わ)こそまことの歌人(うたびと)ならずや 》