「小鳥を預かる」

 昨晩、友だちにセキセイインコの様子を聞く。眠くなると籠の中でピイピイ鳴くので、掌に載せてトントンと軽く 撫でるとおとなしくなる、と。この前もそうだった。私の掌の中でおとなしくなった。それはともかく。インコが テレビの裏側に入って埃だらけだったと言う。それは大変。狭い所に入り込まないようステレオ装置の隙間に紙を詰める。 ライティングデスクの下の隙間に紙を詰める。本棚の本の上辺に入り込まないように前面をシーツで覆う。積読本を動かし 小鳥の入る隙間をなくす。パソコン周りも対策する。やや、部屋がやや広くなった感じ。
 車で運搬の時に鳥籠のなかで寒がらないように(貼れない)使い捨てカイロを購入。私はカイロを使ったことがない。 友だちはそんなに気を使わなくても大丈夫と言うが、死んだインコのチビはひ弱で寒がりだった。人様の大事な小鳥、 何か起きたら一大事。愁嘆場は二度と経験したくない。

 朝まで雨。きょうはぐっと冷える。昼前自室のエアコン、暖房を起動。昼食後インコを預かる。さっそく昼食を作り、 インコを掌に乗せて木の匙で与える。パクパク啄む。籠に入れると背中をこちらに向けている。なんだかなあ。暫くして 籠の戸を開けると、戸から部屋を眺めている。見慣れぬ場所に困惑しているみたい。掌に乗せて頭を人差し指のつま先で なでなですると、気持ち良いらしく、首を上下左右に動かしている。それから好奇心が頭をもたげたのだろう、椅子に 座っている私の腰からシャツのボタンを啄みながら首までトコトコ登って来る。私の首に頭をスリスリする。床へ置くと、 バタバタと私の背丈よりも高く飛ぶ。わ、飛んだと思いきや、止まる場所がみつからず儚く落下。ダメだったねえ。 今度は羽根をバタバタさせてズボン〜腰まで歩いてのぼってくる。しょうがないねえ。まだ頭をつま先でなでなでする。 よほど気持ち良いのか、へたり込んでいる。動いているから生きてるよな。いいかげんに飽きてくれないかなあ。オレは マッサージ師か。やっと解放してくれた。籠に入れるとおとなしく止まり木にとまり、こちらを向いている。満足のよう。 やれやれ。
 しばらくすると「出して」コール。再び飛んで、今度は天井近くの本棚まで飛んでとまる。が、そこから飛び立てない。 椅子に乗って手を差し伸べ、床へ降ろす。またぱたぱたと羽根を動かせ首までのぼってくる。そして襟の間にもぐって おとなしくなる。おいおい、ここで寝ないでよ。床へ降ろすと、鳴き声がどうも腹減ったに聞こえる。三十分早い夕食。 またまたパクパク啄む。よく食べるなあ。はい、きょうはここまで。籠に入れて戸を降ろし、フリースで籠全体を覆う。 飼い主が来るまでお休み〜。楽しかったね。午後六時過ぎ、無事手渡す。やれやれ。

 ネットの拾いもの。

《 今日のデートは古本まつりで決まりだね! 》