『晩秋挽歌』(閑人亭日録)

 昨日白金、貴金属のことをあげたら今朝、こんな記事。
《 金も銀も8種の貴金属全部混ぜた合金 白金の触媒はるかに超える力 》 朝日新聞ゲジタル
 https://news.yahoo.co.jp/articles/175c6e0c0f7f288692bae45496e3975dab6d5c07

 福島泰樹歌集『晩秋挽歌』茱萸叢書1974年11月30日限定壹阡部発行 444番を久しぶりに開く。ツイッターの影響。

《 『自伝風 短歌の作り方』[言視舎]という本を書いている。1971年,愛鷹山麓での墓守人の日々…。季節は冬,囲炉裏に酒を滾らせながら聴く木枯しの音は, 女の悲鳴のように悲しかった。夜の闇は深く,初めて体験する孤独であつた。
  《月の光の闇に溶けいるやさしさの 孤独の夜を初めて知りき》 》 福島泰樹
 https://twitter.com/yasukizekkyo/status/1493344241841733632

 二十代、自らに重ねて読んだ。当時の痛ましい心情がまざまざと蘇る。友だちは「モテなかったんだねえ」「モテナイクン」と私を呼ぶ。ま、そうだったけど。

  三日吹雪きていたりき二月わがさ庭ここを先途と言うにあらずや
  冷や飯を林に入りて播き散らす鳥よみたせぬ飢えわれはもつ
  酔えば眠るよりほかはなし東京の無頼の朋よ美貌の女(ひと)よ
  纏綿として書き綴る恋文の一つ二つがありて花やぐ
  その女(ひと)は夕べの鐘のやるせない哀傷 風に吹かれる牡丹
  ガラス戸をへだてて佇てば待つことのながかりしかな真っ蒼な闇
  しめやかに汝れの髪ぬらさむとかなしかるべし六月の恋
  しなやかな華奢なあなたのくちびるもゆびにもふれぬ桜降りけり
  東京をさ迷い歩くさようなら銅貨御免と釣銭ばかり

 沼津駅近くの大手町会館での短歌朗読を聴きに行った。この人が福島泰樹か。

 「映画『余命10年』本予告 2022年3月4日(金)公開」You Tube 59秒に我が家の向かいのバス停・富士急広小路。ここの場面は、二階から収録を眺めていた。背景に 原作者故小坂流加さんの家の看板「小坂時計店」が映り込んでいるか、ちょっとわからない。
 https://www.youtube.com/watch?v=ZKkhbfUCUPM

 ネット、うろうろ。

《 「死と刺青と悟りの人類学──なぜアニミズムは遠ざけられるのか」|奥野克巳 × 大島托|『続・今日のアニミズム』|TALK ❶ |前編 》 DOZiNE
https://hagamag.com/uncategory/10602

《 嘘だらけだな

  NHK五輪番組の虚偽字幕問題 河瀬直美さんは市民団体の公開質問状に回答せず:東京新聞 TOKYO Web 》 T-T
https://twitter.com/tcy79/status/1493736885214412800

《 マジャル人について書こうと思ったのに魔JAL人はちょっといくらなんでもひどい変換ではなかろうか。 》 米澤穂信
https://twitter.com/honobu_yonezawa/status/1493534976767578116