過去のアレンジ(閑人亭日録)

 きょうの東京新聞美術評論家藤田一人の美術評。福田美蘭森村泰昌の新作展について。
《 批評とは本来、目の前の作品を自身に引き寄せ、想像力を逞しくして、その先を展望することなのだろう。が、今日の美術批評のほとんどが、展覧会の解説に終始して いることは否めない。それを美術館の学芸員も感じているのだろう。 》

《 福田が視覚的再解釈なら、森村は文学的再解釈といえる。(引用者・略)そこから色濃く感じられるのは、もはや”創造”という崇高な芸術観が 信じられず、過去のアレンジしかできない現代美術家の諦観。それはまさに体現的現代美術批評だ。
  嗚呼、今回も解説しか書けなかった。 》

 過去のアレンジ、とは言い得て妙。日本人の美術批評で買ってみようと本屋へ走らせる新刊本が見当たらない。

 午後、昨日につづき源兵衛川中流、三石神社横の茶碗のカケラなどを拾う。三十分たらずで重くなり終了。帰宅。汗ばむ。
 昨夕の静岡ローカルテレビ局の番組で、タレントの阿佐ヶ谷姉妹が源兵衛川最上流部から箱根西麓へ移動したけど、明後日の晩、NHKテレビの放送『鶴瓶の家族に乾杯』 では同じような行程みたい。
 http://www.ohtashp.com/topics/kanpai/contents20211213.html

 ネット、うろうろ。

《 真ん中はおそらく重ならないし、赤の領域は、緑・青の両立可能性に対し批判されうる領域であることに注意。そして「芸術無罪」などのネット語に象徴される、 「芸術ならエロくても公共圏で許されるんだろ」というのがそもそもの勘違い。緑を経由して青にわたることはできない 》 貴族
https://twitter.com/hasegawa_fusao/status/1469031047182811136

《 客の呼べない60年代の無名の時代だった。ジャズサックス奏者.坂田明は,たった一人の客にラッパを吹きまくった。こんな素晴らしい演奏に,なんで人は来ないのだ,と 言い残して客は帰って行った。客の名は,寺山修司であった。
  《芒[すすき]の河原で風に吹かれて吹いていた、たった一人の客とてもなく》 》 福島泰樹
https://twitter.com/yasukizekkyo/status/1469216889406582787

《 そりゃあこっち選ぶよね。【一方、第一学習社の「高等学校 現代の国語」は、芥川龍之介羅生門』、原田マハ『砂に埋もれたル・コルビュジエ』、 夏目漱石夢十夜』、村上春樹『鏡』、志賀直哉『城の崎にて』の小説5作品を載せ、検定に合格。第一学習社の「現代の国語」が……トップに躍り出た。】 》  Noriko Ikehira
https://twitter.com/chipingjizi/status/1469305653659582468

《 中国政府を揶揄したポップソングが爆ヒット! 当局を怒らせた歌詞の内容を徹底解説/田中 淳 》 クーリエ・ジャポン
https://courrier.jp/columns/270882/

《 参院本会議での代表質問。学術会議の任命拒否問題をただした田村智子さんに対し、「任命権者である当時の首相が判断を行ったものであり、 一連の手続きは終了した」と岸田首相。
  任命以前の推薦段階で政治が介入したのが大問題だと指摘されたのに、聞く耳持たず強権政治を継承。 》 山添 拓
https://twitter.com/pioneertaku84/status/1469230059961880577

《 一億総活躍推進室はそう活躍できずに先月廃止されていたそうです 》 五百旗頭幸男
https://twitter.com/yukioiokibe/status/1469225957613764611

《 冬月や 余生数えて 鍋を食う 》 赤城毅/大木毅
https://twitter.com/akagitsuyoshi/status/1469295435328397316