カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論』NHK出版2022年2月15日3刷を少し再読。
《 現実の成り立ちを巡るわたしたちの思い込みは、自分たちの経験の結果でしかない。だが、わたしたちの経験には限りがある。自分たちが過去に行ってきた一般化を、絶対的真理とするわけにはいかないのだ。 》 139頁
《 何か新しいことを学んだら、即座に自分たちの偏狭な形而上学的視野を変えなくてはならない。 》 139頁
《 思うに、わたしたちは科学に哲学を順応させるべきなのであって、その逆ではない。 》 140頁
《 こうしてわたしたちは、きわめて過激な結論に至る。この世界が属性を持つ実体で構成されているという見方を飛び越えて、あらゆるものを関係という観点から考えるしかない。
思うにこれが、量子とともにあるこの世界についての、わたしたちの発見なのだ。 》 144頁
《 量子力学は、超常現象や、代替医療や、不思議な波動や振動(バイブレーション)の影響などいっさい語っていない。 》 161頁
《 主観や知性や意識といったわたしたちの精神生活のさまざまな側面を、量子を使って説明できるとは思えない。量子現象は、原子や光子や電磁インパルス、さらにはわたしたちの体を構成するさまざまなミクロ構造のすべての力学に介入する。しかしとくに量子的な何かがあって、思考や知覚や主観の何たるかを理解する助けになるけではない。思考や知覚にはより大きな規模での脳の機能が関係していて、そこでは量子干渉は複雑な騒音に紛れてしまう。量子論によって、心の理解がじかに促進サれるわけではない。 》 163頁
朝、源兵衛川中流、三石神社下流のめがね橋と鉄橋の間の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。ぐっと重くなって終了。帰宅、汗~。コーヒーが旨い。
ネット、うろうろ。
《 『レコード芸術』休刊のお知らせ 》 音楽之友社
https://www.ongakunotomo.co.jp/information/detail.php?id=2965
《 政治学者・五野井郁夫氏 山上徹也被告の全ツイートを言説分析して見えてきたドロっとしたもの 》 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/320822
《 このあたりについては外山恒一氏が『全共闘以後』で、糸井重里とともに的確な指摘をしている。 》 大野左紀子
https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/1642662307095515136
《 自民党の上手いところは
アベノミクスでもなんでも、皆がシナリオを共有して、
「成功した」「成功した」って嘘八百でも唱え続けるじゃん。スキャンダルも、かばい通すじゃん。 野党も、それやらないと。
一つでも得点上げたら党を挙げて皆で唱和しなきゃ。
失点は、嘘は駄目だけど、カバーしなきゃ。 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1642527319926665217
《 日本の場合は、
報道の自由を守るための放送法より、
メディアが自ら政権にすり寄ることを禁止する放送法が
必要なんじゃないの? 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1642684393063088128