『生の昂揚としての美術』四(閑人亭日録)

 大岡信『生の昂揚としての美術』花神社2006年4月25日 初版第1刷を読み進める。

《 大岡 きっかけになるものは、自分のなかからは出てこないのさ。何かに触れたときに、自分のなかからそれが呼び出されてくるという弁証法的構造だと思う。 》 「宇佐美圭司」 219頁

《 というのも、芸術制作で最も大切なことは、一瞬のひらめきの中にしかないからである。方法論や理論からは、一瞬のひらめきは生まれない。 》 「嶋田しづの新作」  253頁

 東京新聞、伊藤氏貴「文芸時評」から。

《 前にも書いたが、娯楽小説と純文学の差を一言で説明するあなら、読後にスッキリするのが前者で、モヤモヤが残るのが後者だと考える。そしてそのモヤモヤが、「今」という時代を超えつつ同時に「普遍」を問うものならば、その作品はおそらく名作として時を超える。 》

 では、娯楽小説で時を超える条件は?と問いたくなるが、それは措いて。美術に置き換えてみると、純文学がいわゆる芸術(美術全集に載る作品)であり、娯楽小説は商業美術(デザイン、イラスト、マンガなど)だろうか。
 拙論『味戸ケイコ絵画について  魔の非時(ときじく)』。
 http://web.thn.jp/kbi/ajitoron.htm

 ネット、うろうろ。

《 上機嫌でなくば不機嫌ということはないし、権威主義でないなら反権威主義ということにもならない。Aでないものは非Aとして正確に把握すべきものだ。けれど二分法というものはAでないなら反A、もしくはBにちがいないと考えさせる。この反A/Bというのは、その潜在的嫌悪/羨望の投影にすぎない。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1651662363593146373

《 ただこの本では「私の言う保守は政治イデオロギーではない」と宣言される。「毎日、とは言わないまでも日常に通う店、つまりは自分の生活スタイルを保持すること、そのために失われやすいものに対して、鋭敏に、かつ能動的に活動する精神を、保守と言う」。/ 鈴木涼美福田和也『保守とは横町の蕎麦屋を守ることである』に寄せて》 》 現代ビジネス
https://gendai.media/articles/-/109637

《 少なくとも非常に論争的で多くの人々の生活に直結する法案が複数議論されているというのにテレビ各局のメインのニュース番組が国会での審議をほとんど無視していて報じない。このことは法案の中身よりもはるかに恐ろしい。 》 T-T
https://twitter.com/tcy79/status/1651712819317080065

《 「保険証の廃止は誰も得しない」マイナンバー法案の反対集会、医師たち200人が撤回求める 》 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/246630

《 コロナ禍で何回も科学が踏みにじられてきた。
  ・抗原検査はPCR検査と同等
  ・空気感染しない、無症状者から感染しない
  ・コロナはインフルと同等
  デマが公的機関や専門家から発せられてきた。

  ・ウイルスは5日間でなくなる
  は最悪級のデマ。科学と命を守りたい。
  #5類移行と公助打ち切りに反対します 》 Koichi Kawakami, 川上浩一
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1651594496717778946