「古人の忘れもの」展四日目(閑人亭日録) 

 展示時間と同じ、午前十一時から午後四時まで、ここは歩行者天国。賑やかな正午、内野まゆみ個展「古人(いにしえびと)の忘れもの」展会場へ、多摩美術大学教授、現代美術評論家椹木野衣(さわらぎ・のい)氏が来廊。我が家の隣の料亭登喜和で昼食。我が家の向かいの鰻屋桜家で二人分の弁当を受けとり、ギャラリーへ寄り、源兵衛川上流部へ案内。流水量が多くて、川の中の飛び石は水没。横道を通って最上流部へ。再び横道を戻り、ひろせ橋から東の飲食店街へ。狭い路地を抜けて四の宮川の水源~昭和初期建造の水道塔遺跡を眺め、路地裏の狭い通路を抜けてギャラリーへ帰着。源兵衛川も飲食店犇めく狭い路地も面白かったようで、よかった。内野まゆみさんの、掌に乗る小さな作品群にとても興味を惹かれたようで、内野さんにいろいろ質問する。よかったあ。歩行者天国を見て帰る椹木氏を見送る。楽しんでいただいたようで、ほっとする。それからもいろいろな方が来廊。楽しく過ぎて閑廊。帰宅。心地よい疲れ。珈琲を二人分淹れる。旨い。