ナニコレ踏切

 昨日の平作踏切のように鉄道の踏切には名前があるということは意外と知られていない。自宅近所の私鉄踏切には「レコード館」「製氷前」といったものがある。踏切ができた時に名付けられているので、時代が経つとナニコレ?といった名前になる。「平作踏切」の近くには「裏箱根街道」踏切。すごいね。これは御殿場線だったと思う。踏切の名前を自転車で訪ねるのは面白いと思う。でも、もう暑いか。まあ、小学生の夏休みの課題にはうってつけかも。踏切から見えてくるその地域の埋もれた歴史。

 ブックオフ長泉店で三冊。前田愛近代文学の女たち」岩波同時代ライブラリー1995年初版、鹿島茂「クロワッサンとベレー帽」中公文庫2007年初版、島田一男「錦絵殺人事件」徳間文庫1989年初版、計315円。「錦絵殺人事件」は以前読んで面白かったのでもう一冊。

 お昼に来館された若い男性、銅版画の前に立って吸い込まれそうになったと感想を述べられる。晴天で暑いのに鳥肌が立ちましたと腕をさすられる。嬉しいご感想。別の年配の男性は、味戸ケイコさんの絵をリトグラフですか?と訊く。肉筆画と答えるとヘンな顔をされるので説明。納得。