往時茫々

 朝から源兵衛川最下流部で土砂の浚渫や雑草刈りなどの作業。4トントラック二台分の草を除去。ふう。午後四時前帰宅。コーヒーが旨い。

 新聞の整理をしていたら2008年12月14日付の毎日新聞「2008年『この3冊』」の切り抜き。池澤夏樹黒川創『かもめの日』新潮社ほかを挙げている。これは読んだ。内容はほとんど忘れた。川本三郎木内昇茗荷谷の猫』平凡社ほか。これは表題作を読んだが、私の好みではなかったので売り払った。藤森照信中野京子『怖い絵2』朝日出版社ほか。読んだ気がするが、角川文庫本を手にしても判然としない。歳を感じる。五百旗頭(いおきべ)真は松木武彦『列島創世記──全集日本の歴史 第1巻」小学館ほか。これは持っているけど未読。よく考えたら、全部ブックオフで105円で購入。

 いろいろな評者が「この3冊」を推しているわけだが、面白いのは、その一押し本がネットの評ではボロクソ。評価の難しさを実感。一昨日昨日と取りあげた北一明氏なんか、毀誉褒貶の最たる人物というか、今はどうか知らないが、二十世紀には陶芸業界からほとんど無視されていた。それだからこそ応援=購入した。彼が買ってくれという作品を言い値で現金で購入。そんな時代もあった。作品はすべて保管している。

 量販店のドン・キホーテが民事裁判を起した記事を読んで、そこに出ている秋葉原のビルが昔のミナミ電気だと知った。ミナミ電気の最上階には美術家のダリの宝石を散りばめたオブジェを展示する美術館があった。あのオブジェはどこへ行ったのだろう。見ず仕舞い。

《 ミナミ美術館は、ミナミ電気館七階に1986年に開設されました。
  『ダリ愛の宝飾展』として常設展示され、当時ビルの屋上にはダリの看板が取り付けてあり、
  山手線からもよく見えたようですね。 》

《 1989年7月末 ミナミグループ ミナミ(ダリ)宝飾美術館開館(鎌倉駅前、秋葉原より移転)
  12月23日 ミナミグループ 鎌倉人形美術館オープン(雪ノ下)
  1992年 10月 ミナミグループ ▲鎌倉人形美術館閉館  》

 ネットのうなずき。

《 大正から昭和初期の大衆文芸などは、イマドキの小説よりリズム感があって、読みやすいです。 》 ネットゲリラ

 ネットの見聞。

《 【1933年3月23日】ドイツ国会にて首相(ヒトラー)に憲法と国会を超越する立法権を与える「全権委任法(民族および国家の困難除去のための法律)」が成立、ワイマール共和政が名実ともに終焉する。ヒトラーによる独裁体制の開始。 》

 ネットの拾いもの。

《 起きたら花粉で、どえらい目が腫ーれーダビッドソン。 》