見上げれば十五夜の月

 昨夜は十五夜。雲のない夜空に皓々と月。寄り添うように煌々たる星。屋上に映る月の影を見ながら洗濯物を干す。それからNHKTV「東京カワイイTV」を視聴。特集「東京ストリート 新勢力ランキング」。ストリートファッションの名前が愉快。悪羅悪羅系(おらおら=進化したヤンキー)、強め系(パワー・ウーマン+ロック)、B−GIRL(黒人系)、デカリボン系(大きいリボン)、渋原系(ギャル+古着)そして一位の森系。昔のカントリー・ファッションを連想する。まあ、私の好みは、まずは強め系。強目=アイライン等で強調された目力に惹かれる。この手の女子にとても弱い。一昨日NHK教育TVで視聴した国立モスクワ合唱団の「黒い瞳」の歌詞。そして読了した藤原伊織短編集「ダナエ」文藝春秋2007年の表題作の少女の容姿。

「目だけを光らせ、こちらを見つめたまま動かない。(引用者:略)野生の動物を思わせる光を彼女の目はたたえている。」

 メリメの「カルメン」みたいだな。それに続くは「デカリボン系」。リボンに弱い。まったく弱い。強目とは真逆だけれど、正反対のものに惹かれる、この引き裂かれる思い。デカリボンのカワイイ女子には無条件降伏〜無条件幸福じゃ。ああ。アホか。それにしても、悪羅悪羅系を魔羅魔羅系と読んでしまう私ってどうなの。

 ご近所の洋画家、湯浅猛氏の油彩画を使って三島市の印刷会社が制作した自社用の来年のカレンダーが素敵なので、年初にカレンダー原画展をしませんか、の提案を湯浅氏快諾、決定。