新刊バブル

 特定著者の新刊ラッシュ→書物バブルの話題が波紋を広げている。発端はブックファースト・遠藤店長の8月12日のブログから。池上彰「伝える力」に触れて。

≪いま書店界で一番話題なのが、
 いつ「池上バブル」が弾けるかということです。
 最近の書店バブルに「茂木バブル」「勝間バブル」があります。

 書店の中の、新刊台やらランキング台やらフェア台やら
 いたるところに露出を増やし、その露出がゆえに書店員にあきられ、
 また出版点数が多いためにお客さんに選択ばかりを強い、
 結果弾けて身の丈に戻っていくのが書店「バブル」です。

 「勝間バブル」ははじめの切れ味のいい論旨が、
 出版点数を重ねるにつれて人生論や精神論のワールドに入り、
 途中「結局、女はキレイが勝ち。」などどう売ったらいいか書店界が
 困る迷走の末、対談のような企画ものが増え、
 結果飽和状態になり、弾けました。≫

 茂木健一郎勝間和代内田樹もそれぞれのウェブサイトで感想を書いている。三者三様。その昔、五木寛之塚本邦雄バブルがあった。『ゲゲゲの女房』の水木しげるにもあった。……K美術館では大人も子どもも、ひたすら黙々とマンガを読む。この静かなる情熱はなんだ? すんごい光景。「楽しかったです」の一言が嬉しい。それにしても、大の大人がマンガに夢中……笑える。いや、水木しげるがすごいのだ。

 ネットの拾いもの。

≪今日部屋を片付けたら、携帯の電波が三本入るようになった。≫