白砂勝敏展、ばたばたと来館者。好評裡に終了。次の展開(東京進出!)の足がかりもできて、ほっ。
「伊坂幸太郎氏、推薦!」につられて坂崎乙郎『絵とは何か』河出文庫1991年再版を再読。以下メモ。
《 結局、絵は想像力であり、個性であり、最後に私は、感覚であると思う。 》 35頁
《 真実は、実はこういう断片の集積ではないのか。そう思う。 》 87頁
《 ピカソの絵がすぐれているのは、あくまでも彼が物質を作り出し、彼が抑えているピカソという形で全部支配していく力を持っていたからです。 》 92頁
《 この物質と形態を軸にすえているかぎり、抽象芸術と具象芸術は本質的な接点を持っているわけです。 》 93頁
《 絵は「読まなければいけない」。これが私の考え方です。 》 113頁
《 二十世紀の絵画運動で、残るものがあるとすれば、このシュルレアリスムでしょう。フォーヴィズムが、いまだに日本で連綿として続いているのは、それがデッサンをやらなくても、カッコよく描ければ目立つからなんです。 》 135頁
最近人気の岡本太郎について。深く同意。
《 そして、束の間の感動が去ると、どうしてこれだけの画家がその後《痛ましき腕》を抜く作品を描かないのか、描けないのか、ふたたび想像力の持続度の問題が頭を持ちあげるのだ。 》 104-105頁
ネットの拾いもの。
《 鹿児島中央駅の職員の方からへんてこな問い合わせ電話。鹿児島の離島に棲む9文字のサギを教えてくれと。タカサゴクロサギは8文字だし、リュウキュウヨシゴイは10文字……うーんと考えて、ようやく答えを思いついた。アマミノクロウサギ! しかし、この質問いったいなに。 》 鳥飼否宇
《 「先輩。ヘッドフォン選びって難しいですね。」「そうだねー。女子だったらデザインとかで選ぶのかな?」「いえ、私の場合、新しい構造のが出ると気になって。チタンをコアに巻いた空芯タイプバランスドアマーチュアツィンドライブとか」「バ、バランスド?ゴメン、想像超えてたわ」 》