科学でも文学でも美術でも、その歴史を追ってゆくと「上書き・更新/変換・革新」の 両輪・両面で歴史が作られている。「上書き・更新」は、既成の理論、形式に則り新たな ものを加えてゆくこと。「変換・革新」は、既成の理論、形式を根本から変えること。 「変換・革新」は、二十世紀でいえば、アインシュタインの相対性理論、ジェイムズ・ ジョイスの『ユリシーズ』、ピカソの『アヴィニョンの娘たち』だ。そしてもう一つ。 第一次世界大戦がある。
北一明の焼きものに接していて上記のことが浮かんだ。国宝曜変茶碗に飽きたらず、 耀変茶碗を焼成。これは「上書き・更新」。戦争の犠牲者追悼で焼成されたデスマスク 類は「変換・革新」。陶土磁土の焼成で「上書き・更新」「変換・革新」の双方の作品を 創出した。二十世紀の掉尾を飾るものだろう。
二十一世紀はどうか。ろくでなし子のマンコ裁判と沖縄の辺野古埋め立て阻止行動が、 「変換・革新」だと思う。
ろくでなし子 https://twitter.com/6d745
午後、芹沢光治良記念館へ。横浜からこの菊竹清訓(きくたけきよのり)設計の建物を 見に来館された若い男性と話をして、この建築が七角形だと知る。八角形だと思っていた。 綾辻行人の十角館を連想。しかし、平面図を見ないと理解できん。採光用の十字架の窓が さりげなくある。
ネットの見聞。
去年10月、飯田市立図書館での北一明の展示風景がネットにあった。
http://blog.nagano-ken.jp/shimoina/other/4521.html
《 この国は観光国になればいい。ただ、その資源である伝統や文化をリアルに失いつつある。 諸芸はさておき、米を食べず、急須でお茶をいれない。文化にグローバルはない。 世界と混ざり合いグレーに向かうほど無価値になる。 》 原研哉
https://twitter.com/haraken_tokyo
《 冒頭でも申し上げたように、私は人口が減ることはむしろ日本にとっていいことだと 考えています。人口密度を比較すると、1平方キロメートルの空間に対して英国は261人、 ドイツは229人、国土の広い中国では141人となっています。対する日本は342人と、 明らかに人間が密集し過ぎている。せめて欧州並みにゆったりと空間を使える方がいい。 》 速水 融・慶應義塾大学名誉教授
http://diamond.jp/articles/-/70896?page=2
ネットの拾いもの。
《 世界史の教科書を読んでいるとやまほど「〜朝(ちょう)」が出てくるけど、 王朝って何かを説明された記憶ない。 》
《 小中学校を焼酎学校に誤聴 》