「古典絵画 印象派絵画」

 昨日の西洋美術館の常設展でオランダ十七世紀のヴァニタス画が数点展示されていたが、それが素晴らしかった。ネットで 再確認、その作者エドワールト・コリール、二十歳の作。
 http://collection.nmwa.go.jp/P.1998-0003.html
 コルネリス・デ・ヘーム『果物籠のある静物』1654年頃 、これまた画家二十三歳頃の作とは。高島野十郎の葡萄を描いた 静物画と比較してしまう。
 http://collection.nmwa.go.jp/P.1990-0002.html
 イタリアのミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610)、フランスのジョルジュ・ド・ラ・トゥール (1593-1652)、オランダのヨハネス・フェルメール(1632-1675)。十七世紀は油彩画の黄金時代といえるかも。 黄金時代があれば白銀時代青銅時代もある。油彩画を革新しようと立ち上がった印象派。古典絵画技法からすれば未完成、 出来損ない、と蔑まれた理由も理解できる。ま、それは横に置いて。上記画家たちの絵を見ると、いいものはいい、という 当たり前のことを実感する。
 常設展でのルノワールの小品『帽子の女』1891年は、中学生の時雑誌の表紙で見てぞっこん。改めて鑑賞、やはり良い。 上り調子の時はいい作品が生まれるわ。十七世紀の絵からは文字通り隔世の感がある。
《 1921年12月30日Durand-Ruelより松方幸次郎氏購入 》
 http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0181.html
 制作から三十年後に購入か。目利きだ。常設展の近代・現代絵画にも、こういう鮮度の落ちない絵はある。
 来月展示の予定が早まって昼前カフェ・リトルノへ、既に額装してあった内野まゆみさんの小さな絵十二点を搬入、展示。 準備は早めにしておくものだな。裾野市水窪の「草の実」で初の昼食。七百円+コーヒー三百円+ケーキ百円、計一千百円。 自家菜園野菜の美しい盛り合わせ。美味しい。昼食をまた食べたい。月火金の午後のみ開店、隠れ家のような小さなカフェ。
 http://d.hatena.ne.jp/k-bijutukan/20130902

 ネットの見聞。
《 洋服を整理するなら、2年以上着てないものは捨てるという判断でもいいだろう。だが、本は違う。なぜなら、 本は外部化された記憶だからだ。2年間思い出していない記憶は捨てる。そんな事ができるだろうか。 》 古本よみた屋
 https://twitter.com/sumida01/status/737282127633354752
 ブレザーやスーツは何年も買ってない。それで間に合っているって……。

《 昨夜、初めて会う若い女の子に職業を聞かれ、「古本屋」と答えると「えーっ、じゃあ将来はなにやるんですかぁー」 と聞かれいろいろと怖くなった。 》 古書現世
 https://twitter.com/wamezo/status/738234611080171520
《 君が代不起立、都の敗訴確定=停職取り消しと賠償命令−最高裁 》 JIJI.COM
 http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060100709&g=soc
《 子供の頃は戦車や戦闘機に憧れた。兵士を勇ましく思っていた。「悪い敵をやっつける」と信じていた。 しかし戦争が単なる「人殺し」と理解できたのは多くの本に巡り会えたから。そして「敵」という単語が極めて曖昧で、 かつ危険な言葉であることも教えてくれた。 》 清水 潔
 https://twitter.com/NOSUKE0607/status/738238446330744832
《 石川知裕氏は検察に捏造報告書を作られ、TBSには金銭授受現場の再現捏造VTRを作られ何度もテレビ放送され、 証拠も無いのに裁判で推認有罪判決を下された。それに比べ、甘利は証拠満載なのに不起訴で、テレビは知らん顔。 おかしな世の中だべ! 》 徳永みちお
 https://twitter.com/tokunagamichio/status/738277141448556544

 ネットの拾いもの。
《 10%が先送りされたって事は・・・アベノショックが始まるって事じゃないの? 》
《 ぼくは心をこめてこんにちはといった、
  だけど彼女はもっと心をこめて
  さようならといったのさ。 》