「敗戦/終戦/夏まつり」

 昨日の毎日新聞「今週の本棚」、「この3冊・敗戦と戦後 古川隆久・選」の一冊『戦艦大和講義 私たちにとって 太平洋戦争とは何か』(一ノ瀬俊也著/人文書院/2160円)について。

《 一九四五年四月、戦艦大和は特攻に出撃、アメリカ軍に撃沈され、乗組員約三千名の約九割が艦と運命をともにした。 本書で著者は、大和は「一億総特攻」のさきがけとして特攻に出撃した事実が、戦後、関係者の証言や吉田満の小説によって、 日本を救うために出撃したと改変されたという、衝撃の事実を明らかにし、そうした歴史の偽造をしなければならなかった 戦後日本社会のうさんくささを指摘している。 》
 http://mainichi.jp/articles/20160814/ddm/015/070/032000c

 昨日午後、グラウンドワーク三島が招いたネパールの16才〜21才の若者11人との「環境資源を活かした 先進的なまちづくりを学ぶ・日本・ネパール・若者意見交換会」に出席。日本側は地元高校生、大学生から高齢者まで。 ネパールの環境は五十年前の日本を彷彿させる。具体的な問題を具体的な方策から解決への道筋を考える。なかなか 充実した意見交換会だった。ま、初老の私は、日本・ネパールの才色兼備の女性たちを眼福眼福、と眼の保養をした ……冗談、冗談、マイケル・ジョーダン。いや、ホントに賢い人たちだった。やはり今世紀は若い女性が鍵を握っている。 今朝の東京新聞静岡新聞に記事掲載。二十一歳の美女は双方に載っているな。
 http://www.gwmishima.jp/modules/information/index.php?lid=615

 正午黙祷。今日明日明後日は三島夏まつり。元気な子どものお囃子が聞こえる。三十年ほど前の昭和の末、人出が少なく、 お祭りはもう終りか、と消沈した時があった。それがB.B.クィーンズの『おどるポンポコリン』1990年4月4日発売を元にした 賑やかな振り付け(踊り)が一大ブームになり、夏まつりを大いに盛り上げた。一気に人出倍増。この劇的変化には驚いた。 それからは順調に盛り上がる。往事茫々。そんなことを覚えている人はわずかだろう。食べ物屋だったからよく覚えている。 そして三島サンバだ。

《 平成2年、市民総参加をめざす三島夏まつり実行委員会が この農兵サンバに目をつけ、「みしまサンバ」と名称を変え、 三島夏まつりに取り入れました。 》
 http://www.izunet.jp/manabu/ms-samba.htm

 1990年は底を打ち、反転の年だった。

 午後、人混みを避けて裏道を通って待ち合わせの場所へ。ほどなくして知人の車。同乗して彼の用事につき合い、ブックオフ 函南店へ。文庫本を五冊。丸谷才一『低空飛行』新潮文庫1980年初版、矢崎存美『ぶたぶた洋菓子店』光文社文庫2013年初版、 コンラッド『闇の奥』岩波文庫2013年59刷、『O.ヘンリー ミステリー傑作選』河出文庫1995年15刷、SFマガジン編集部編 『ゼロ年代SF傑作選』ハヤカワ文庫2010年初版、計ニ割引432円。
 晩は友だちとまつりへ繰り出す。原宿以上とも言いたくなる賑わい。浴衣の男女が多い。山車の上で笛を吹き、鐘、太鼓を 威勢よく打つ女性に見惚れる。見上げたもんだい。血が騒ぐ。毎年のことだ。まつりだ、まつりだい。ふう。友だちは大阪焼き という、キャベツ、ベーコン、卵、生姜などの具を挟んだ今川焼きのようなものをお土産に買う。

 ネットの見聞。

《 「政治とメディアの距離がおかしい」 大本営発表のウソ、今への教訓 》 BuzzFeed
 https://www.buzzfeed.com/satoruishido/daihonei-1945?utm_term=.nyOkpW5rp#.prlGl7qWl

《 日本の敗戦を知った陸軍は公式資料の多くを処分した。ポツダム宣言には「戦犯の処刑」があったからだ。 焼却指令書を書いたのは後に法相になる奥野誠亮内務省事務官。戦争犯罪の証拠になる公文書は15日までに灰となった。 結果「侵略や虐殺などなかった」というご都合主義が戦後、闊歩することになる。 》 清水 潔
 https://twitter.com/NOSUKE0607/status/765002041328492545

《 ◆第1部 仮説、チャンス、アイデア
  第1章 破壊的仮説を立てる――正解するために、まずは間違える
  第2章 破壊的チャンスを見つける――いちばん目につかない場所を探る
  第3章 破壊的アイデアを生み出す――想像もつかないアイデアには競争相手もつかない  》  ルーク ウィリアムス『デザインコンサルタントの仕事術』英治出版2014年
 https://www.amazon.co.jp/dp/4862761925/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=

 上記にロベール・クートラスの絵を連想。

 ネットの拾いもの。

《 ゴジラを見ていると妙にゴジラを「登山」したくなるのだが、あの世界でもそのうちエクストリーム登山家がゴジラを 「登頂」したりして物議をかもすのではないか。 》

《 独活は婚活の対立概念ではなく、ウドです。 》

《 暇だけど、金がない。 》