『加藤郁乎詩集』

 昨日の山口昌男『「挫折」の昭和史』から椹木野衣(さわらぎ・のい)『後美術論』美術出版社2015年を連想。
 昨日の引用再掲。

《 この連載の趣旨の一つに、人間同士の直覚的反応があることを強調して来た。 》 324頁

 『現代詩文庫45 加藤郁乎詩集』思潮社1971年初版の「作品論・詩人論」に一文を寄せている人たち。掲載順に 種村季弘西脇順三郎、吉田一穂、稲垣足穂、吉岡實、土方巽、志摩聰、窪田般彌、鍵谷幸信、松山俊太郎、中井英夫池田満寿夫白石かずこ嵐山光三郎芝山幹郎。挿画・亀山巌。裏表紙には大島渚。顔見世興行みたい。
 収録の自伝「自分よ、お前は…」の一文。

《 四つで思い出したが、先日、静岡県三島市の一青年から『荒れるや』には『四運動の理論』などが出没しているのに、 「念書」にフーリエの名前がはいっていないのはどういうわけかという問い合わせがあった。 》

 問い合わせたのは私。加藤郁乎(いくや)氏との交流が始まり、中井英夫種村季弘(すえひろ)氏へとつながっていった。 往事茫々。多くの人が鬼籍に入ってしまった。

 ネットの見聞。

《 混迷を極める電子版『大辞林』のサービスを比較する  》 四次元ことばブログ
 http://fngsw.hatenablog.com/entry/2016/08/26/053424

《 「国家総動員法」は1938年に制定された。戦争総力戦のため国家のすべての人的・物的資源を政府が自由にできるという 法律だがその名称に「戦争」という文字は無い。←ココ大事
  で、「一億総活躍」+「緊急事態条項」=「国家総動員法」ではないのか?と私は思うのでここでちゃんと書いておく。  》 清水 潔
 https://twitter.com/NOSUKE0607/status/769765587132178432

 ネットの拾いもの。

《 吉野堂さん、本当にコレ出してくれないかなぁ。きっとバカ売れするよ? 》 山中あきら
 https://twitter.com/chiku012/status/768993051435872256