人の縁、つながり(閑人亭日録)

 昨日の打ち合わせでご一緒した段女史から今朝、メール。
《 美術についてもっともっとお話を聞きたいです。k美術館のサイトみました。ブログも拝見しました。
  味戸ケイコ 木葉井悦子さんの展示
  なさっていたのですね。絵本でしか見たことがない。
  折を見てぜひ伺わせてください。 》
 人の縁、つながりをを実感。始まりが大岡信というのも奇縁。大岡信・編集『全集・現代文学の発見・第十三巻 言語空間の発見』学藝書林1969年2月10日第一刷発行に 収録された加藤郁乎の俳句に瞠目。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E9%83%81%E4%B9%8E
 東京西池袋の古本屋で加藤郁乎詩集『荒れるや』思潮社1969年12月30日500部限定発行を購入。加藤氏へファンレターを郵送。
 『現代詩文庫 45 加藤郁乎』思潮社1971年10月20日発行を購入。巻末エッセイ「自分よ、お前は…」117頁下段。
《 四つで思い出したが、先日、静岡県三島市の一青年から『荒れるや』には『四運動の理論』などが出没しているのに、「念書」にフーリエの名前がはいっていないのは どういうわけかという問い合わせがあった。 》
 加藤郁乎句集『球體感覺』冥草舎1971年8月16日限定350部発行の出版記念会に、加藤氏からお誘いを受けた。期日の記憶が定かではないが神楽坂の日本出版クラブ会館へ 夕刻に訪問。二次会で冥草舎主人の神楽坂のアパートへ流れ込み、ワイワイガヤガヤ。私が最年少だった記憶。主の西岡武良氏の本棚に水木しげるの貸本を見つけ、西岡氏と 大いに盛り上がる。後日氏に水木しげるの貸本漫画『地獄』を贈呈。
 西岡氏は種村季弘『影法師の誘惑』を1974年9月25日に出版。西岡氏に同行して著者種村氏の東京タワーの近く、神谷町のお宅へ夕刻訪問。おお、この方が『加藤郁乎詩集』 で作品論「卵生の狼少年」を書いた、そして『ナンセンス詩人の肖像』竹内書店1969年9月15日第一刷発行の著者・・・と感慨一入。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%AE%E6%9D%91%E5%AD%A3%E5%BC%98
 1988年だったと思う。種村季弘氏から木葉井悦子さんの個展の案内状が届いた。銀座の画廊春秋で未知の木葉井悦子さんの絵を鑑賞。木葉井悦子さんから感想を求められ、 「病み上がりの絵ですね」と応えた。木葉井悦子さんはえらく喜ばれた。木葉井悦子さんから恵まれた『木葉井悦子作品集 耳界』たざわ書房1979年9月20日発行に添えられた 手紙の日付は”17 Feb.'89”。見返しには鉛筆描きの絵と”平成元年二月三日”。この『耳界』には、何とも不可思議な、尋常でない世界が描かれている。
 http://web.thn.jp/kbi/kibai.htm
 1989年の夏だろうか、木葉井悦子さんからグループ展の案内状が届いた。六本木のアートボックスとか言うギャラリーで再会。そして上條陽子さんを紹介された。 「越沼さんは種村さんのお友だち」と聞いて上條さんは『上條陽子画集』パルコ出版1989年5月26日発行をくださった。三日がかりで感想を認めて送った。上野のギャラリー・ ニキでの上條陽子個展へ行くと、何と私の手紙(下手な字!)のコピーを配っている!
 http://web.thn.jp/kbi/kamijo.htm
 きりがないのでここで終えるが、人の縁、つながりは何とも不思議だと思う。北一明との関わりは、彼の本の装丁や編集を手掛けていた方が、上述の冥草舎主人 西岡武良氏の元奥さんの戸田ヒロコさんで、彼女から北一明『ある伝統美への反逆』三一書房1982年を勧められ、読んだ感想を彼女に送ったところ、それが北一明を大いに 喜ばせた。

 午前中に郵便局~本屋~スーパーを回り、やれやれ。用事は済ませた。

 ネット、うろうろ。

《 順調にいけば、ホタテ水着がむつ市内の某コンビニさんで販売予定なんですが、どんなディスプレイされるのか楽しみですwww 》 アヴェマナヴ
https://twitter.com/hotateyasan/status/1514113079550050307

《 何度でもお伝えするんだけど

  「生け花を生きがいにした生え抜きの生娘。
  生絹を生業に生計をたてた。
  生い立ちは生半可ではなかった。
  生憎生前は生まれてこの方、生涯通して生粋の生だった」

  この『生』の読み方、全部わかる日本人はまじで忍者だし、まじ忍者。最後『なま』って読んじゃうでしょ。 》 アルトゥル🥰日本推しラトビア
https://twitter.com/ArturGalata/status/1514165493854138373

《 繰り返し述べてきたことを、彼も語っている。〈何が〉描かれているか、ではなく、〈どのように〉描かれているのか。それが、カタチ(表象)を視ることと、 身を重ねることの違いである。それは自らの思念のうちに「理解」することと、自らのうちに「変容」が起きることとの違い。これが鑑賞のいろは。 》 中島 智
https://twitter.com/nakashima001/status/1514286349066522624

《 いま政府が調整している自衛隊派遣はUNHCRの要請に基づくものなので、正確には「ウクライナ支援」ではなく「ウクライナ難民救援」のための活動。 意味合いが全く違ってしまう。メディアも見出しは正確につけてほしい。ミスリードになってしまっている。 》 布施祐仁 YujinFuse
https://twitter.com/yujinfuse/status/1514241190132326403

《 NHK番組の字幕が問題になって数か月なのに、なぜよりによって、わざわざ河瀬直美氏を来賓に呼ぶのだろう。
  この人が来賓に呼ばれる必然性は皆無。全く意味が分からない。 》 岡崎 敬
https://twitter.com/0kazakikei/status/1513741577998729217