『中村雄二郎対談集 現代芸術の戦略』七(閑人亭日録)

 『中村雄二郎対談集 現代芸術の戦略』、磯崎新との対談「文化空間の〈群島〉化と〈日本的なもの〉の崩壊」を読んだ。

《 磯崎 おおまかに言うと、日本の近代は西洋の文化をそっくりそのまま移植しているのではなくて、いちばん最初から西欧的な視点に基づいて「日本的なもの」を探す というテーマ一本にしぼられていた。これは近代建築では一九三〇年代からズーッと継続している問題です。 》 252頁

《 中村 また、戦前・戦中の日本の建築の場合、西欧のままではなくて、それを日本人の感性に合うようにアレンジしながら、戦後の復興期までうまくやってきたという とらえ方も同感です。 》 254頁

《 中村 丸山真男さんによる図式化された日本文化のとらえ方では、構築性がない、能動的ではないということは、西洋文化の構築性、能動性に対して劣等感になって いますね。
  磯崎 それが逆に居直りになったりもする。
  中村 そうなんです。劣等感の裏返しとして開き直る人たちも出てくる。しかし、いまになってみれば、意識の在りようとして「能動」と「受動」とを単純に対立させる ことそれ自体が、非常にとらわれた考え方だと言えそうです。西欧の場合でも近代以後、とくに十八世紀以後のことでしょう。意識が単なる能動になってしまったのは。 》  257頁

《 磯崎 「闇」の問題で考えてみると、いちばん最初に議論していた「日本的なもの」は即「闇」みたいなものでもあるわけです。 》 267頁

 一日「村松 茂 回顧展」の会場でお手伝い。きょうはゆっくり、まったり。

 ネット、うろうろ。

《 ウチでは夫婦で家事を共にやっていて、ネットではそれをひたすら善きことと語られがちで、それは一応そうだと思いつつ、違和感を感じないこともない。 両雄並び立たず、船頭多くしてなんとやらのストレス。例えば妻との「シンク観の違い」と言ってピンと来る人もいるだろう。朝のゴミ出し準備をしつつ。 》 会田誠
  https://twitter.com/makotoaida/status/1226641816146939904

  ピンと来る。

《 【安倍晋三の過去の発言】
  「消えた年金問題は最後の1人まで解決する」
  「拉致被害者は最後の1人まで取り戻す」
  「北方領土問題は最優先課題だ」
  「汚染水問題は私が解決する」
  「少子高齢化対策は一丁目一番地だ」
  あの~、もう8年も経つんですけど、そろそろ1つくらい実現してもらえませんか? 》 きっこ
  https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1226481434786844673

《 「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」
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  政府や与党で仕事してると、日本国憲法14条1項に「性別」が入ってるのを忘れちゃうものなのかな。 》 ささきりょう
  https://twitter.com/ssk_ryo/status/1226320911977988097

《 しばらく笑いが止まらなかった…。
  #ショコラノワール 》 藤原鞠菜
  https://twitter.com/marinya_/status/1226124340518772739