『コミック昭和史 第6巻』・二(閑人亭日録)

 水木しげる『コミック昭和史 第6巻 終戦から朝鮮戦争講談社文庫1994年10月15日第1刷を少し読んだ。文章は平明簡潔で、内容が頭にすっと入る。絵柄はじつに濃密で普通のマンガのようにとっとと進まない。細部をじっと観察してしまう。いかにも水木しげるなふきだしに噴き出す。

《 貸本の/卸問屋は/実にこの/アメ横の/近くにあった/のです。
  あの「ガロ」の長井勝一氏も/この/露路で/赤本マンガの/卸(おろし)を二 三年後に/はじめるのです 》 「第8章 飢えと混乱と活力と」 130頁

《 ちょうど/そんなとき/病院直属の/染物工場で/染物の下絵の/見習いを/募集していた/ここに就職すれば/このまま病院に/いるのも/つごうがいい/さっそく仕事を/やらせてくれたが/丸いものを/四角に/かいたりして/ヘマが多かった 》 「第9章 空腹とのたたかい」 148頁

 ネット、うろうろ。

《 実在しない映画です。

   #これでフォロワーさん増えました 》 マキエマキ
https://twitter.com/makiemaki50/status/1644122508650754050

 野坂昭如水木しげる「マッチ売りの少女」・・・マキエマキ。

《 AIは記号の確率空間だけで動いている。その作動には外部=身体による重みづけがない。それはあると言えばあって、それはコーパスが元々人間の所産だからである。ところで人間の思考はただの記号のゲームではなく、身体によって動機づけられる。この身体的側面が今後問題になる。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1644161433289236481

《 人間の自由とは、記号の自由であるより、もっと深い話として、動物的・進化的規定性と関わっている気がする。その規定性から記号が離れていくことに自由を見ることが多いと思うが、AIによって逆に、動物性と人間的自由の関係を問う必要が生じているように思う。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1644174509254275078

《 まあでも、面白い時代になってきたのかも。哲学の時代だ。 》 千葉雅也
https://twitter.com/masayachiba/status/1644175091339784192

《 おお、「猿芝居」で国会議事録検索かけてみた。38国会ヒット(全部が国会を揶揄しているわけじゃないけど)国会では一般的語彙であることが判明😆

  古くは、例えば昭和26年5月14日衆文部委
  「予算の審議なんといつたつて、われわれはもう猿芝居をしているわけだ、ちつとも実情に即してない~」 》 buu
https://twitter.com/buu34/status/1644022771016675328

《 年間のインフルエンザ死亡者が最も多かった2019年に比べて、2022年の新型コロナ死亡者は11月までの段階でも、
  約10倍以上😭本当に無念。
  いのちを守る公的責任を❗
  #5類移行は時期尚早
  #PCR検査と治療薬提供の拡充を求めます 》 山崎たい子
https://twitter.com/taiko_yamazaki/status/1644016891172904965

《 長くなったが最後に、この10年くらいの間に固まってきた自分の基本的な考え方を、簡単に書いておきたい。

  1. 現在半ば自明となっている議会制民主主義、グローバル資本主義象徴天皇制、この三つの関係性を視野に入れていない社会批判、制度批判に、深い関心は持てない。
  2. 人間存在の根底に暴力があり、「性」はそれに大きく規定されている。このことを隠蔽したり粉飾するような文化や制度は、本質的に欺瞞である。しかし、人間は他者と生きていくためにそういう欺瞞性を必要とするものでもあるという認識は必要。
  3. 私は芸術批判はしたが、何かを「つくる」ことは肯定する。それは世界に対して受動態でしかない自分を、能動態に作り替える行為であり、その現れは「もの」でも「こと」でも良い。  》 大野左紀子全共闘以後』の余白に小さい字で書き込む、私の「活動」
https://ohnosakiko.hatenablog.com/entry/2023/04/06/215451