『純粋機械化経済』三(閑人亭日録)

 井上智洋『純粋機械化経済 頭脳資本主義と日本の没落』日本経済新聞出版社2019年初版、「第3章 人工知能は人々の仕事を奪うか」を読んだ。
  https://www.nikkeibook.com/item-detail/35818

《 頭脳資本主義においては、頭脳を振り絞って稼ぎまくるか、そうでなければ頭脳を使わずに体をほどほど動かす安い賃金の労働に甘んじるしかない。その中間くらいの ほどよい生活は営み難い。アベレージ・イズ・オーバー。「平均は終わった」のである。 》 195頁

《 AIにとって、感性よりも悟性を身に付ける方が難しい。第2章で述べたように、今のAIは考えることが得意ではない。とりわけ、言語を使った思考については 壊滅的と言っていいほどだ。 》 216頁

《 科学技術の進歩は、それだけで必ずしも明るい未来の到来を約束するわけではない。AIがすべての仕事をやってくれるようになったとしても、それだけで遊んで 暮らせるハッピーな社会が自然と到来するわけではない。そのような社会を作り上げるには、労働せずとも所得が得られるベーシック・インカム(BI)のような 包括的な社会保障制度が必要だ。 》 222頁

 敗戦、終戦記念日か。

《 天皇陛下、初の戦没者追悼式でのおことば。「深い反省」の表現も継承、どんな内容だったのか(全文) 》 HUFFPOST  https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d54ac83e4b056fafd073244?ncid=tweetlnkjphpmg00000001

《 2019.8.15 山本太郎 代表談話「敗戦の日を迎えて」 》 れいわ新選組
  https://v.reiwa-shinsengumi.com/comment/3425/

 朝、女性三人の車に同乗、静岡県立美術館の熊谷守一展へ。昭和四十年代の油彩画に充実を感じた。その後富士宮市のグループ展「第20回あかり展@中村牧場跡地」へ。 夫妻で出店している白砂勝敏さんご夫妻に会う。歓談。ほとんど雨に降られず午後六時帰宅。街は祭りだ祭りだ。うるさいほどに賑やか。
 本棚にウィトゲンシュタイン論理哲学論考岩波文庫を戻したら、そばにルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン青色本ちくま学芸文庫2010年初版が。 持っているとは。嬉しいやら、ボケたと・・・。

 ネット、うろうろ。

《 「撃たれやすい顔」を検知する「銃」──現代美術家長谷川愛とは何者か 》 NewsWeek日本版
  https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2019/08/post-12763_1.php

《 20年間で日本だけが時給下落。低賃金を温存するから生産性の低い仕事の自動化・効率化が実施されず、付加価値の高い仕事へのシフトが進まない。 その結果、生産性が上がらずに賃金も上がらない。いわば貧者のサイクルに日本は陥っている。 》 ゆりかりん
  https://twitter.com/yurikalin/status/1161594935520329728

《  老後の為に株式投資
  馬鹿ははよ目を覚ませ
  一文無しになるでw  》