展示品を選ぶ(閑人亭日録)

 29日(水)から12月3日(日)まで、三嶋大社宝物館ギャラリーで催す「三島ゆかりの作家展」で展示する美術作品を選ぶ。きょうは、私が招待し、三島を訪れた美術家の作品から選出。味戸ケイコ、奥野淑子、上條陽子、北一明、木葉井悦子、深沢幸雄。一点ずつ我が家の一室に並べてみる。いやあ、これは壮観。どれも小品というほどの大きさだが、魅入ってしまう。かような作品が混在していなければ、印象深い面白味に欠けるところだった。冷や汗。ほっと一息。
 内野まゆみさんは先だって、フェイスブックに「振り幅の大きい展示」と書いていたが、たしかにそうなる予感。重厚な絵画(坂部隆芳)から笑えるポスター(久原大河)、雑誌の軽妙な挿絵(山藤章二)まで。深奥な銅版画(深沢幸雄『愛憎』)から躍動する絵画(上條陽子『歓』)まで。開廊時間は午前11時から午後4時まで。最終日は午後3時まで。