お昼までグラウンドワーク三島の事務所の引越しの手伝い。現事務所から徒歩五分ほどの場所へ移転。今までの倍以上の広さ、一階全部を使用なのでゆとりがあるかと思いきや、職員が増えるので全然広く感じない。午後一時開館。
城一郎(じょう・いちろう)「発禁本曼荼羅」河出書房新社1993年初版、「梅原北明最後の艶本『性の告白と実演』」(昭和五年刊)の章から。
≪北明にとっては生涯の一大快挙と申すべく、世界的珍書訳刊によって、有終の美をもって自ら引退の花道を飾り、艶本の世界から足を洗ったのではないかと、本書を手にし、改めて断定したいのだが、数多の諸資料を渉猟繙読するも、一字一句もそれに触れた文献は見当たらない。しかし、私は本書の紙背から好色の魂に殉じた猥出版狂北明の息吹が、ひしひしと感じられてならない。≫169頁
この前の章「二作家の弔い本」では澁澤龍彦と深沢七郎の本の話題。深沢の私家本「秘戯」1979年について。
≪本文上部の天紅について「江戸の遊女の恋文、巻紙の上段に口唇で、思いのたけをかみしめる。この天紅はヌードの女王ヒロセ元美先生が『秘戯』のためにくちづけして下さいました」と巻末に記載。≫
深沢七郎は日劇ミュージックホールにギタリストとして出演していたからその縁だろう。ストリッパーだと、エリー原を一度見たかった。「藝能東西 遠花火号」新しい芸能研究室1977年には上品なヒロセ元美の艶姿、「ヌード界最高の美女 脱がなくてもよいと客がいうほどの可憐さ」のエリー原の顔写真。
インドネシアの歌手デティ・クルニア Detty Kurnia が49 歳で亡くなったという書き込みがネットにあった。静岡新聞昨夕刊には尺八奏者 横山勝也の訃報。≪75歳。静岡市出身。≫とあるが、音楽之友社から1985年と1986年に出た彼のカセット・アルバムには静岡県沼津市出身となっている。どっちだろう。
ネットの拾いもの。
≪「疑問だが女は自分で作った物食わんの? 食った上で変な物作るのか?」
「作ってるうちにお腹いっぱいになっちゃったという回避技を使う。」≫
≪料理はヘタなふりしないと後が面倒。≫
≪もっとも、オンナというのは他人のカネでメシを食えばなんでも『おいしい』という人種ではある。≫