「 表紙画・深沢幸雄 」

 昨日、銅版画の老大家深沢幸雄氏から葉書が届いた。

《 又、川路さんの詩集御入手とのことうれしいですね
  先生がまだ元気ですぐそばにいらっしゃる様です。  》

 深沢幸雄氏の銅版画で手元に置きたい作品はほとんど入手している。深沢氏 装丁の川路虹柳の詩集も入手。単行本まで手を広げると収拾がつかなくなる。 収集は文庫本だけに。文庫本はまだ五冊。
   田中光二『幻覚の地平線』ハヤカワ文庫JA 1975年
   〃     『わが赴くは蒼き大地』 〃      1975年
   〃     『スフィンクスを殺せ』 〃        1976年
  山田正紀『地球・精神分析記録』徳間文庫 1981年
  伊藤典夫編『ファンタジーへの誘い』講談社文庫 1977年
 この他に四冊が射程内。

 K美術館の企画展でジャズLPレコード140枚あまりを壁一面に展示した。 他に日本人歌手のLPレコードも。

  浅川マキ「浅川マキの世界」1970年
   藤圭子「新宿の女」1970年
   三上寛「ひとりごと」1972年
   井上陽水「氷の世界」1973年、「二色の独楽」1974年
   山崎ハコ「飛・び・ま・す」1975年
   西島三重子「風車」1975年
  森田童子「GOOD BYE」1975年
 http://web.thn.jp/kbi/zz1.htm

 少数の人にすごく好評だった。これを受けて、タブロー画家の絵を函、表紙に使った 本の展示をしてみたくなった。そのとき頭に浮かんでいたのは、井上靖『化石』講談社 1967年の函に使われていた鳥海青児の油彩画だった。ボコボコとした厚塗りの絵が 印象に残っていた。アマゾンの画像は別物。この企画は流れた。

 知人の車に同乗、ブックオフ函南店へ。加藤周一梁塵秘抄・狂雲集』岩波同時代 ライブラリー1997年初版、大岡信『瑞穂の国うた』新潮文庫2013年初版、大田忠司 『天国の破片』創元推理文庫2011年初版、計324円。

 ネットのうなずき。

《 冬のボーナスが増えるというニュースを見て、 人生で一度もボーナスをもらったことがないことを、また思い出した。 》

 ネットの見聞。

《 そして新装復刊『レズビアン短編小説集』は未だ原作版権交渉中… 許諾を待つこの気持…歌います…♪Somewhere over the rainbow〜 ♪〜(*´∀`*)
♪Any day now, Any day now…申し訳ありませんっ!もう少しお待ち下さい (>∇<;) 》  平凡社ライブラリー

 こういう書き込みを見ると、読みたくなる。『女たちの時間 レズビアン短編小説集』 1998年は、当然105円で購入。イサク・ディーネセンもある。ビビアン、トレビアン(独り言)。

 ネットの拾いもの。

《 「サイレント・テロ」 マスコミはまだその言葉を使ってないんだが、 「買わない、使わない、消費しない」というテロです。 》

 私の日常じゃないかい。ふむ。風変わりなジャズ・ピアニスト、セロニアス・モンク Thelonious Monkの読み方をテロニアス・モンクとすれば、カッコイイという ジャズ雑誌への投稿を昔読んだ。