三島市議会議員選挙を済ませて美術館へ。11人落選(24人当選)するから興味津々。
綾辻行人『どんどん橋落ちた』講談社1999年初版を読んだ。ミステリ短篇五編を収録。本格ミステリだけれども、表題作など、なんとも評価が難しい。
《 ちゃっかりとまた騙されてしまった、そのこと自体に腹を立てているわけではないと思う。そこまでして人をひっかけたいか? 》「意外な犯人」より
読後に残るのは、《 何やら抑えようのない違和感 》。
《 うむ、これは存外に良いものなんじゃないだろうか──などと、現時点では少々自惚れたりもしております。》「あとがき」より
本格ミステリの境界ぎりぎり内側にある小説だろう。この先は袋小路だ。
《 人をニコニコさせるものは、「自信、菓子折り、金、お世辞」》
《 人を見たら泥棒になろうと思え 》
《 老婆は一日にしてならず 》
《 良妻は忘れたころやってくる 》
期待しよう。でも、。