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 昨日の毎日新聞読書欄に三木卓『K』講談社の著者記事。

《 2007年、72歳で亡くなった妻で詩人の福井桂子。出会いから死別まで、47年間の結婚生活を抑制の利いた筆致で振り返った。作中では、イニシャルの「K」と呼ぶ。 》

《 30年におよぶ別居生活。 》

 ビビルなあ。ネットの拾いもの。

《 ドラマを見ていて仕事を頑張ってたヒロインが結婚と同時に家庭に入るという展開になると「辞めるなよもったいない!」といつも思っていたが、そんなフェミコードを持つ私にすら「おまえとっとと結婚して家庭に入れ、そうすれば迷惑かけるのは婚家だけで済む」と思わせてしまう梅ちゃん先生の力。 》

 それはさておき。Kに引っかかった。『K』といえば久松淳の小説だ。新潮社から1990年に出ている。同名の本に時折出合う。北杜夫が『黄色い船』を出した時、室生犀星に同名の先行作品があって、遺族に承諾を得に行った、ということを、昔読んだ。

 東川篤哉謎解きはディナーのあとで小学館2011年12刷を読んだ。感想は明日。