『感性は感動しない』再読・つづき(閑人亭日録)

 椹木野衣『感性は感動しない  美術の見方、批評の方法』世界思想社2018年初版を再読終了。

《 結局、モニターで見ている透過光の原稿と、紙に出力されて反射光で読む文字とでは、目を通して頭に入ってくる感覚がまったく違うのです。 》  「本の読み方、批評の書き方」 94頁

《 言い換えれば、批評家がいちばん問われるのは、なんといっても新人への判断です。〔中略〕しかし、本当の意味で批評家の眼力が試されるのは、そういう履歴など いっさいない作品です。新人というのは、履歴がないということだからです。 》 「批評の根となる記憶と生活」 167頁

《 けれども芸術というのは絶対に履歴ではありません。逆に履歴を覆すのが芸術なのです。〔中略〕だから、そういう手綱がまったくない代物について、よいと思うものを よいと口に出して言う、その理由についてはっきりと述べる、そして述べたことについては責任をとる、そういうのが批評家です。 》 「批評の根となる記憶と生活」  168頁

《 煎じ詰めれば批評家にとっては「よいかどうか」がすべてであり、付け加えることがあるとしたら「それはなぜか」だけなのです。 》 「批評の根となる記憶と生活」  169頁

《 ところが美術では、誰も見る人がいない収蔵庫の中で、真っ暗で無人のまま長いときを越すのが実は理想でもあるのです。美術にとっては「もの」として保存されること がなによりだからです。 》 「批評の根となる記憶と生活」 175頁

 朝、源兵衛川中流、三石神社脇の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。どんと重くなって終了。帰宅。少し汗。朝食。

 ネット、うろうろ。

《 優れた譯詩集であるのに、あまり語られないものをまとめてみた。内藤濯『形影集』、燕石猷『琱玉集』、小澤政雄『露滴集』、山室靜「遠遊」(『春の夜の夢』所收)、 坪内章『風と影と厥後集』、田中於菟彌『醉花集』、森亮『晩國仙果』、井上究一郎『シテールへの旅』、富士川英郎『北方の竪琴』。 》 かしぐやはま
https://twitter.com/b6JpCVxcTtbt4pW/status/1329811548609527808

 富士川英郎『北方の竪琴』小沢書店1988年は本棚にある。瀟洒な造本。

《 マラドーナ逝去の報を聞いて思うのは、サッカーというスポーツもいずれ無くなるだろうなと。将来、社会が激変し、我々の生のあり方も激変すれば、 たぶん将来の我々がサッカーを見て面白いと思わなくなるときは来るだろうし、そうなればサッカーは保存伝統芸能みたいになるだろうな。 》 森岡正博
https://twitter.com/Sukuitohananika/status/1331840992492720129

《 森友で
  加計で
  桜で

  私達は、これまで何度政府自民党を止められる機会をスルーしてきたのか

  政府自民党が犯した虚偽答弁や犯罪の回数=嘘と腐敗に慣らされて、私達国民が彼等の嘘と犯罪をスルーしてきた回数と言えてしまうのかもしれない
  #国民投票法改正法案に抗議します
  #葉書で政治に声を届けよう 》 らび
https://twitter.com/Jp3c5nUlUGZojKB/status/1331609528027074561

《 病床使用率

  大阪 113 %
  愛知  73.5%
  北海道 71.2%
  東京  62.7%

  全国的に医療機関が逼迫している。政府は「さらに感染が広がれば緊急事態宣言も視野に」などと悠長なことを言ってる段階ではないだろう。 宣言が1日遅れるごとにどんどん取り返しのつかない事態になっていく 》 盛田隆二
https://twitter.com/product1954/status/1331759354551230471

《 「不要不急の外出するべからず。されど、GO TOしてみよ」

  われわれは一休さんか。》 星田 英利
https://twitter.com/hosshiyan/status/1331553335539683329

《 矢印の方向に動いて見えますね~?
  人間の脳は単純なので矢印で惑わされてしまうのでーす 》 じゃがりきん
https://twitter.com/jagarikin/status/1331409504953540613