知らないことってあるものだ。先日の静岡新聞に「パール富士」の写真記事。満月が富士山の頂上にかかる光景をいう。その写真の美しいこと。朝日が頂上にかかるのはダイヤモンド富士というけど、夜空にうっすらとひかる月のほうが、いっそう神秘的。知らなかった。
昨日の静岡新聞朝刊に「戦後日本のジャズ文化」青土社で昨年のサントリー学芸賞のマイク・モラスキーが、京都にある国際日本文化研究センター(知らない施設だわ)客員外国人研究員として滞日しているという記事。ジャズ喫茶は「日本独自の空間」だという。ヨーロッパにはありそうな気がするけど、ないらしい。ジャズ喫茶はわが青春!と断言してしまう私。今にして思えば全く独特な気密空間だった。美術館に音楽を流せば、と言われるが、閑寂な空間だからこそ、無音の美術作品から放たれる音楽的諧調や気配が感じられると思う。配列からも快い諧調を感じられるようにと展示している。まあ直感で配置しているので、それが成功しているかどうかはわからないけど。