ミステリ・ファン・サイトで話題に挙がった多岐川恭『おやじに捧げる葬送曲 億万長者殺人事件』講談社ノベルス 1984年初版を読んだ。一気読みの面白さ。余命いくばくもない元刑事を実の父のように慕う、探偵社に勤める二十八歳の 若者が語る殺人事件の容疑者になった話、十億円の宝石強盗事件の話、彼の家系や身の上話。刑事への語り掛けが最期まで 続くという凝ったミステリ。寝たきりの元刑事は彼の語りにじっと耳を傾け、瞬きの合図で事件の真相へ迫ってゆく。 語りがじつは騙りだと見破る元刑事。何が本当なのか。そして真相は。見事だ。「おやじ」の重層的な意味。 人間の物語とも読める。下のブログの評「傑作」にうなずく。発表当時話題にならなかったのは時代の限界か。
http://chapcolo.blog97.fc2.com/blog-entry-2322.html
午前、涼しい曇天なので源兵衛川下流部、一本松から遡ってヒメツルソバを抜く。まだ流量があるのでサンダル履き。 土のう袋一杯になったので、きょうはこれまで。帰宅。コーヒーが旨い。
ネットの拾いもの。
《 このどさくさに豊洲市場を「東京ビッグサイト2」にするのはどうか。ビッグサイト1に近いし、広いし、 徹夜組を収容できる巨大冷凍庫もあるし。 》 オードリー羽田
https://twitter.com/audrey1967/status/784219611948384256
《 平成廃止して明治に戻すのかと思った。↓