セキセイインコの「チビ」が亡くなってしばらくは茫然自失状態だった。転生のような幼鳥のセキセイインコ、 名前が付いて「ふく」呼ばれる小鳥に接するようになり、「チビ」が亡くなった深い喪失感は少し和らいだ。
唯一、それはかけがえのないもの。相対、それは対、ふたつあるもの。一神教と多神教の違いに通ずるか。 唯一に縛られると不意の事件、遭難で心の底が抜け奈落へ落ちてゆくような……。「唯一」の危険性とそれを抱える 心の脆さを痛感。
いい経験だった。チビ、ありがとう。ふく、こんにちは。チビとふくを対比して友だちと語れるようになった。 悲しいけど。……やはりチビはチビだ。でも、ふくがチビの鳴き声に応えて鳴くのを目のあたりにすると、これじゃ いかん、と思う。この手に負えぬ悲しみが次第に薄れることを願う。チビの話題はここで止めよう。
渋い大人が話題になることがある。人生の修羅場を生き抜いてきた人だろうか。修羅場を経験したことはない。 愁嘆場に居合わせたことはあるかもしれない。ヤクザと張り合ったり、民事訴訟の被告になったことなどはある。 そんなことよりも別れ、離別、惜別、死別の経験を黙って抱えているほうが、渋い大人になる気がする。 そんな大人にはなれんなあ、と思う。末期の眼はないし、成熟には程遠い。そういえば、年上年下の知人に 癌を患っている=戦っている人たちがいる。もっと生きていてほしいと願う。私なんざあ十二指腸潰瘍を患っただけ。 それも「患った跡がありますね」と医者に言われた。思い起こせばあの失恋の傷か……。あれから四半世紀。人生は、 長い。『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子だ。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09396537
毎日新聞昨夕刊のコラム、「田中優子の江戸から見ると」の題は「歌は文学である」。ボブ・ディランの話題。
《 朝日新聞の「時時刻刻」は「ディランが体現しているものは、過去に深く沈潜することでしか見えてこない、 腰のすわった新しさだ」と表現した。 》
特に芸術の創造=新しさとはそういうものだと思う。北一明の陶芸作品は、その実例だ。
http://web.thn.jp/kbi/ksina.htm
午後、ブックオフ沼津リコー通り店へ自転車で行く。クラフト・エヴィング商會『クラウド・コレクター』ちくま文庫 2004年初版、西澤保彦『ぬいぐるみ警部の帰還』創元推理文庫2015年初版、計216円。
ネットの見聞。
《 「講談社タイガ」が切り拓くフィクションの未来。小説の強度とは?【前編】 》 COTAS
http://cotas.jp/entertainment/kodansha-1.html
《 つげ忠男さんから長篇『舟に棲む 上巻』イタリア語版を献本戴く。以前「利根河流の単色の景色が ナポリ辺りの河口にどのように移植されるのかたのしみだ」と書いたが早々に現実になろうとは。 カナダにつづきイタリアか。いまつげ忠男作品が海外で理解されつつある。すごいことなのだろうな、これは。 》 offnote
https://twitter.com/offnote_info/status/790748318649331712
《 アート推しということはグループ会社の美術出版社さんなどの出番だったりするのかなと思い、CCCの100%子会社である 「カルチュア・エンタテインメント株式会社」(2014年設立)のグループ会社一覧を確認していたら、CCCメディアハウスや 美術出版社だけでなく、ネコ・パブリッシングも復刊ドットコムも光村推古書院もFujisanもグループ会社なのですね。 すごいです。 》 ウラゲツ☆ブログ
http://urag.exblog.jp/23317005/
《 今日テレビで国会中継があるが、試しにラジオで聞いてみるといい。人の心理は声によく表れる。 動揺や反発やキレ方や発言者の器が声だと伝わりやすい。聴覚は視覚ほど騙されない。 》 高橋正明
https://twitter.com/buzzmeak/status/791435093977948160
ネットの拾いもの。
《 ハロウィンでごった返す渋谷のスクランブル交差点に、DJポリスのコスプレで行ったら、怒られるだろうな、多分。 》 デーモンまぐれ
https://twitter.com/Demonmagure/status/791323781516054529
《 おなじ「三代目」でも、レコード大賞のために1億800万円払ったとされるのが三代目J Soul Brothers 、 バカラで106億8000万円溶かしたのが大王製紙三代目の井川さん。 》 urbansea
https://twitter.com/urbansea/status/791281417422446592
《 高市早苗は「テレビやラジオがこれ以上白紙領収書について追求したら電波停止したる」と恫喝してきそう。 》