『「戦争と日本」 ─壮絶!特攻篇─』(閑人亭日録)

 水木しげる『漫画で知る「戦争と日本」 ─壮絶!特攻篇─』 マガジンハウス 二〇二二年七月二八日 第一刷発行、前半を読んだ。
 https://www.mizukipro.com/works/202208155855/
 第一篇「鬼軍曹~それは何(なん)だったのか~」最後のコマのふきだし。

《 なんだか”国家”に
  いじめられている
  みたいだった。
  いわゆる”忠義”
  だの
  ”国賊”だの
  という言葉で国民は
  がんじがらめにされて
  一部の「勇ましい人々」によって
  他国人の幸福まで
  ふみにじるはめになったなったわけだが
  願わくは「国家」はむやみに国民に
  過酷な義務を課すことなく
  老漫画家から
  税金をむしりとるようなことをしない
  やさしい国家であってほしい
  そうなれば外敵がきても
  国を護ろうという気が起きる。 》 48頁

 「波の音」「ああ天皇とボクの五十年」「姑娘(クーニャン)」「白い旗」「沖縄に散る ─ひめゆり部隊哀歌─」を読んだ。文字通り”壮絶!”。胸が苦しくなる・・・。厭戦反戦、非戦。シベリア抑留から生還した一軒隣の、現在百歳を超えたおじいさんは、施設に入所する前のかくしゃくとしていた時、新年の挨拶で「戦争はしてはいかん」としっかりした口調で語った。